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｢あ、来た(笑)｣
｢なんだよ、あ、来た(笑)って。｣
｢先生が心配してたぞ。無断欠席なんて珍しいって。なんかあった？潤くん？｣
みんなして潤のことばっか気にするよね。
雅紀だけは違うと思ってたのに。
｢ねぇ、どーしたのさ？｣
｢耳元で叫ぶな。てか、食いもんない？｣
｢あぁ、あるけど。パンでいい？｣
｢うん。｣
そう言えば腹が減ったなと思い、食べ物を要求する。
｢いただきます｣
｢どーぞ｣
｢っ、、けほげほっ、けほけほっげほっ｣
｢ちょっと、大丈夫？そんなに不味かった？｣
小さめに千切って食べたんだけど、10日以上もまともにご飯を食べてなかったからか、食べ方を忘れちゃったみたい。
飲み込みが上手くいかなくて盛大に噎せる。
｢ほんとに大丈夫かよ、って、和、熱ある？｣
｢ねｯけほっけほっ、つｯけほっげほけぼっ、、？っ、げほっ、、｣
｢わっ、、、、｣
どうやら背中が熱かったみたい。
でもそんな自覚なくて聞き返したんだけど、
｢和っ、和っ！！！｣
｢和也！だ、誰か先生！｣
血ぃ吐いて倒れちゃったみたい。
雅紀からの返事が無くても自覚しちゃったよ。
｢＿＿＿＿もって3ヶ月かと。｣
意識が一気に浮上した。
｢じゅん、しんじゃうの？｣
相当容態が悪かったんだろう。
なんにも理解してない僕はそんなおかしな質問を投げかけてた。
｢…かず、、。
あのね、潤じゃなくて、和が、、、。｣
｢…？｣
｢和也くん、キミは胃がんステージ4です。胃がんというものはほとんどが自覚症状がなく進行してしまうんです。気付いた時には末期だったってことも珍しくない…。｣
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賞味期限(プロフ) - ちえさんさん» ありがとうございます！兄弟設定のお話大好き人間なんで、はじまりの年は結構お気に入りなんです！続編的なもの書いてみようと思います！ (2023年2月5日 7時) (
レス) @page34 id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - はじまりの年、とても素敵なお話でした。この設定で長いお話も読んでみたいなぁ、なんて思ってコメントしました。作品、いつも楽しく拝見しています。 (2022年12月22日 8時) (レス) id: 94c3edab09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年11月5日 1時
