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｢ただいま｣
｢おかえり｣
｢潤、ちょっといい？｣
｢早くしてね？バイト間に合わなくなっちゃうから｣
帰宅後、バイトに出る準備をしていた高校1年生になったばかりの潤に声をかける。
｢あのさ、、｣
｢ん？｣
｢うちの会社、倒産することになった。｣
｢は？？｣
潤はうちの社員同様、酷く驚いた顔をして固まった。
｢ごめん、それだけ。仕事は1ヶ月以内に決めて、必ず就職してみせるから、安心して？｣
｢…わかった。バイト行ってくるね｣
けど、直ぐに冷静さを取り戻し、僕の言葉に首を縦に振って家を出てった。
これは潤なりの気遣い。
弟に涙を見せたくない兄の心情を理解してる証拠。
ひとりぼっちになる怖さ、職を失い弟に迷惑をかける虚しさ、新たな職場を確保できるか不安な心情。
色々な感情が混じり、涙を流すことで整理されていく。
額にひんやりとした感覚を覚え、目が覚めた。
｢わっ、潤、、おかえり｣
｢ただいま｣
潤がいるということはもう9時過ぎ頃だろう。
｢ご飯食べてないよね？｣
｢うん｣
｢今用意するねっ｣
ソファの端に可愛い顔してちょこんと座ってるから、早くご飯を用意してあげたくて、すぐに移動を開始する。
んだけど、、気がついた時には潤の腕の中で、。
｢馬鹿なの？熱、39度もでてんのに気付かなかった？｣
潤に怒られながらソファに戻される。
｢冷えピタ、首にも貼ってあげるから大人しくしてて。｣
潤は慣れない手つきで冷えピタを開封し、慎重に僕の首へとソレを密着させる。
冷たくて一瞬ぶるっとなったけど、熱が上がりきったのか身体が熱くて、寒さはいっきに去っていく。
｢和の事だし熱出してるかもって思って、バイト帰りにウィダー買ってきたよ。これ飲んで早く寝て。｣
隣の潤は、次から次へと袋からものを取りだし、僕に手渡してくる。
甲斐甲斐しく看病してくれる彼に身体を支えられ、ベッドにつく。
｢おやすみ。、、、、早く元気になってね｣
いつもの数十倍甘い声でそう言われ、胸がじんわりと暖まったまま目を閉じる。
だけど、、潤のあの言葉に高鳴る鼓動は一向に落ち着かなくて、寝てなんかいられない。
ベッドから起き上がり、ゲームのソフトを起動させ、ヘッドホンを装着し、装備完了。
僕の夜はこれからだ!!!!!
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賞味期限(プロフ) - いろはさん» ありがとうございます！公開までまだまだ時間がかかってしまいますが、必ず出します！是非お楽しみに！！！！！ (2023年2月10日 23時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - 猫ですが何か？さん» 返信が遅くなって申し訳ございません！続きはいつになるか未定ですが出します！気長に待って頂けると嬉しいです！！！！！ (2023年2月10日 23時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 作品大好きです!!すみません、2つに別れちゃいました、ほんとに大好きです!! (2022年12月8日 23時) (レス) id: 9f3535484e (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 続きが気になる終わり方!?想像だと潤くんはここに就職すると私は考えてますね、大ちゃんも誘ってそうだなぁ、といろいろと考えてます!!続き気になりますね、もしよろしければ無理しない程度で、書いていただきたいです…。すみません、初コメで図々しく、賞味期限さんの (2022年12月8日 23時) (レス) @page39 id: 9f3535484e (このIDを非表示/違反報告)
猫ですが何か？ - 続きって……ありませんかね……？待ってますっ！ (2022年11月20日 23時) (レス) @page39 id: c728289fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年10月16日 1時
