Walking with you 3 (ページ3)

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｢二宮さんは夜中に中発作起こして意識を失ったんです。初めての発作で、中発作だったので、結構気管支が荒れてる状態です。風邪で微熱もありますし、今日のところは激しい運動などご無理はなさらないでくださいね。｣

軽く昨日の状況を聞き、注意事項を聞かされる。

｢吸入の方は、昔からレルベア使ってるだけあって上手に吸えてたのでその調子で吸入続けてください。次回の通院は1週間後にお願いします。その日までに辛くなったりしたら遠慮なく受診してくださいね。｣

沢山の薬を貰い、先生に見送られながら家に。

ついにモドキ卒業か。と残念に思う反面、実感がなくてどこか他人事のように思えてくる事実。

9時に出社とは言ったものの、ホントは9時半に出社だ。

早く帰りたくて嘘ついちゃった、、ごめんね、先生。

帰ってシャワーを浴び、ゆったりと朝の時間を過ごす。

んだけど、気管支が荒れてるみたいで、ドライヤーをするだけでも体力使って、咳がコホコホとではじめる。

モドキ卒業しただけでいっきにこんな弱くなってしまうものか？と少し怖くなる。

処方された薬をちゃんと飲んで吸って、マネージャーの車に乗って局へGO。

｢5、5、5、あ！7、7、7！っげほげほっ、、けほっ｣

｢声張りすぎ(笑)司令台じゃないのにそんな出さなくていいよ(笑)｣

大野さんのピンボールランナーがかなり白熱して、観覧席の方の声もより一層大きくなる。

それに伴って俺のテンションもぶち上がって、いつものように大声で応援しちゃう。

だけど声出すだけでも刺激になっちゃって、すぐに噎せかえってしまう。

そんな俺を、となりの翔さんが呆れたように笑っている。