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｢かずくんっ！｣
ロングホームルームが終わり、休憩時間に入った頃、すぐにかずくんと話そうと思ったんだけど、すぐにどこかへ行ってしまう彼が恋しくて、思わず大声で叫ぶ。
知らない人ばっかりのクラスはかなり静かで、僕の大きな声が盛大に響く。
｢きて｣
頭が真っ白になってその場に立ち尽くしてると、数歩先のかずくんが戻ってきて、僕の手を引き、再び廊下へ出る。
行動が王子様すぎて、女の子に生まれてきたかったと思った瞬間もあった。
｢だいじょぶそ？(笑)｣
かずくんは優しく笑いながらそう僕に問う。
｢この後戻りずらいよ……｣
｢だよねー(笑)どうせ、ガイダンスだし、最初の授業なんて進まないからサボっちゃお？｣
悪戯っ子みたいな笑みを浮かべ保健室まで僕を連れて走るかずくん。
｢1-Bの二宮和也です｣
保健室に入ってそうそう、慣れたように名を名乗り、手に持っていた茶封筒を保健室の先生に渡す。
｢体育教官室にはもう出てきた？｣
｢はい、登校した後に出してきました｣
僕にはよく分からない会話をしてるふたり。
しばらくすると、かずくんが
｢せんせ、今日低気圧でふたりとも頭痛いんですよ。1時間だけ休ませて貰えません？｣
｢やだねぇ、最初からこれじゃあねぇ、、、休み癖つかないといいけど。｣
｢大丈夫です大丈夫！今日はたまたま頭痛薬忘れてきたから、残された選択肢は寝るということだけなんですよ。｣
言葉巧みに先生を口説くかずくん。
そーゆーところも器用でほんとにすごい人。
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賞味期限(プロフ) - 朝日さん» こちらこそありがとうございます！次回もお楽しみに〜^ ^ (2022年9月23日 5時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
朝日 - リクエストのお話を書いてくださりありがとうございました。遥お姉ちゃんをはじめ、たくさんの人に愛されて大事に思われている和くんですね。またお時間ある時に番外編？続編？待ってます。 (2022年9月22日 21時) (レス) id: cb2d36c199 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - カラー石さん» ありがとうございます！実は、パスのかかってる小説は白紙状態でして(汗)見たいと言っていただけて嬉しかったです！本当にありがとうございます！ (2022年9月19日 23時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
賞味期限(プロフ) - 朝日さん» ありがとうございます！お次はそれで決まりですね！更新楽しみにしててください！ (2022年9月19日 23時) (レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
カラー石 - 最近作者様を見つけ、作品をすべて一気読みしてしまいました。とても好みです!パスワードのかかっている作品は見ることはできませんか？可能であれば嬉しいです (2022年9月19日 22時) (レス) id: 853cc938e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年9月18日 23時
