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機内に入れば、席の関係でバラバラになっちゃう。
知らない人の隣に腰掛け、することもないし、と目を閉じる。
あぁ、やっぱり頭痛い。
頭痛薬、飲んだはずなのに、まだ重く鈍い痛みが取れなくて、気分は最悪。
｢そこどーにかなんないの？もー少しスペース確保できない？｣
到着すれば直ぐにライブの打ち合わせ。
朝が弱い松本さんも、演出のことになると目がぱっちりと冴えて、もう仕事モードだ。
比較的暇な俺は遊び相手を求め、会場をフラフラする。
あ、みーっけ。
椅子に腰かけ、スタッフさんと話してるターゲット。
俺も隣に腰かけ、ターゲットに全体重をかける。
それはもう、傍から見たら野生動物の親子でしかなくて、珍しい光景を目の当たりにする海外スタッフさんは目を見開いている。
やっぱりこの人、無反応。
まぁそれがいいんだけど。
猛暑と頭痛は犬猿の仲、まさにそれで、今朝のあの体調の悪さに逆戻り。
少し唸ってしまうほど痛くて、だるくて、つらくて。
この人に全てを預けて目を閉じた。
｢んんっ。｣
頻繁に聞こえてくる咳払い。
彼の肩には少し力が入っていて、、
あ、この人嫌がってる。
スっと彼から離れれば、咳払いは聞こえなくなっていて、肩の力も抜けている。
そんなに嫌だったのかよ…
まぁ無理もないか、。
真剣な顔でスタッフと打ち合わせしてる彼の顔を見て思った。
翔さんも相葉さんも忙しそうにしてて、俺が甘えられる人は誰ひとり居ない。
最終手段だ。と思って10個上のマネージャーの元に行く。
｢あれ、いいんですか？外居なくて｣
中の会議室でケータリングやらなんやらの準備をしてるマネージャーさん。
｢することなくてさ。手伝うよ｣
｢そう？ありがと、じゃあ、お弁当を種類ごとにこうやって分けて置いてくれる？｣
｢おけ｣
マネージャーさんから貰った仕事はあまりにも簡単なもので、すぐに終わってしまう。
｢二宮くん、体調悪い？｣
仕事が終わって、椅子に腰かければ、マネージャーがやってくる。
｢分かる？｣
｢そりゃまぁ顔色悪いし、分からなくはないかな。どこが辛い？｣
｢…いや、そんな大したことないんだけど、暑さのせいでなんのやる気も起きないのよ｣
｢そっか、夏バテ的な？｣
｢そんなとこ｣
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賞味期限(プロフ) - 傘さん» ありがとうございます😢🫶🏻頑張ります✊🏻 (2022年9月11日 14時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
傘 - 書き方や内容が好きです！これからも自分のペースで頑張って下さい！ (2022年9月11日 12時) (レス) id: e177d1457e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年9月5日 18時
