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｢っ、、｣
息が詰まるほどの痛み。
俺は再び床に座り込み、でも、座ってることさえも辛くなって、寝転がる。
暗い会場の中、ぽつんと、胎児のように体を丸め、頭を抱える。
・
｢相葉くん、アレは？｣
会議室に行けば相葉くんはもう居て、太陽の動き確認してくれてたのかなって心配になる。
｢ごめん、それニノにお願いしたの。俺、今さっきまで打ち合わせしてて。｣
｢そっか、おつかれ！ありがとね、｣
ニノも勘がいいから、自分が呼ばれてるんだと気付いて来てくれるだろう。
俺は相葉くんの隣に腰かけ、汗を拭いながら彼の帰りを待つことにした。
｢いやー、涼しいなここ！｣
｢うわ、すげぇ｣
翔さんとリーダーが同時に来る。
2人とも室内の涼しさに感動してる笑
ニノは何て言って入ってくるかな。
しばらく呑気に待つが、一向に来ない。
あれ、なんかおかしい。
｢ねぇ、ニノ見てない？｣
｢いやー？｣
｢見てないなぁ｣
｢仕事お願いしてから会ってないなぁ｣
年齢順にそう答える嵐の皆さん。
俺らに何も言わずにシャワー行くような人じゃないし、やっぱりなんか変。
｢まつじゅーん、まってよー｣
飛び出した俺に着いてくる相葉くん。
2人でニノがいたはずの場所に来れば、小さな塊が、地面に。
人だ。
｢に、、の？｣
近付くと、酸っぱい匂いがして、嘔吐きそうになる。
｢はぁっ、、うっ、、けほっ｣
｢｢にのっ！！！！！｣｣
更に近付くと、暗闇の中でもはっきりと分かる。物凄い具合が悪そうな顔をしたニノ。
｢やばい、スマホも何も持ってきてない。｣
｢俺も。あ、じゃあおれ、応援呼ぶからニノのことお願いしてもいい？｣
俺がうんと答える前に、走って行っちゃった相葉くん。
重病人の世話を任された俺は焦ってて、ただ、ニノの顔を汚す、涙と胃液をタオルで拭うことしか出来なかった。
あの後、ホテルに戻ろうと車に乗り込んでいた医療スタッフさんを相葉くんが引き止めてくれて、その車で大胆に敷地内に入り込み、車に乗せて病院へ。
ついて行きたいのはやまやまなんだけど、俺にはまだ仕事が沢山残ってて、こっちを優先するしかなかった。
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賞味期限(プロフ) - 傘さん» ありがとうございます😢🫶🏻頑張ります✊🏻 (2022年9月11日 14時) (
レス) id: e5602ed7e0 (このIDを非表示/違反報告)
傘 - 書き方や内容が好きです！これからも自分のペースで頑張って下さい！ (2022年9月11日 12時) (レス) id: e177d1457e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：賞味期限 | 作成日時：2022年9月5日 18時
