検索窓
今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:29,656 hit

主と従者9 ページ16

『…………』


Aは何も言わず、ただ下を向いた


カリム「A言え。これは命令だ」


ここで主を使うのは卑怯だと思う。だけどこうでもしないとAは絶対言わない


『っ……ダメよ』


カリム「え?」


『お願い、カリム……これ以上私の心を惑わせないで』


こんな状況なのに期待している自分がいる


『私は貴方が……っ』


カリム「A……」


『好きなの!貴方が、カリムが好きなのよ……』


その途端胸が苦しくなった


『貴方に抱かれている時、期待していまう。もしかしたらなんて思ってしまう』


オレはAの話を黙って聞いていた


『でも私は練習台だから……貴方の__』


オレは我慢できず自身の唇をAの唇に押し付けた


『んっ!?』


カリム「……これでわかっただろ?オレはお前が好きなんだ」


オレがそういった瞬間、Aの綺麗な紫の目から涙が溢れた


オレは泣いているAの体を抱きしめた


『本当?』


カリム「あぁ」


『私は貴方を傷つけていたのよ?』


カリム「関係ない。オレはお前が好き。愛してる」


『あっ……んっ』


オレはもう一度Aの唇にキスを落とした


『私もカリム、貴方を愛してるわ』

主と従者10→←主と従者8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

メイ - 更新待ってます! (2021年1月27日 23時) (レス) id: 78157c1bd7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カラス | 作成日時:2021年1月25日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。