電話 ページ1
今日も帰ってこない｡
もう慣れた。 けどやっぱり寂しい。
私の彼氏は今事務所にこもって作曲中。
近頃カムバが発表されるらしく凄く忙しそう。
夜1時30分
決まってこの時間に ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ 電話が鳴る。
｢ジヨンお疲れ様｡｣
ジ｢うん｡｣
｢新曲...納得いってるの？｣
ジ｢いや...全く｡｣
疲れてるジヨンのことも考えて
あまりはしゃがないように、会話を進める｡
｢少し息抜きしたら？空見てきたら？今日は星が綺麗だよ｡｣
ジ｢星か〜いいなそれ！｣
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ジ｢綺麗だな〜なんかスッキリする｣
｢それはよかったよ｣
ジ｢お前...もう少しキャピってできないの？笑｣
少しでも役に立てたことに嬉しくなった。
キャピってしていいならしたいよ。
すると止められないからできないんだよ！と
心の中で回答してたら
突然
ジ｢Aに会いたい...｣
電話越しでは聞き取れないような声で呟いた。
｢ん？なんか言った？｣
ジ｢いや、なんにも言ってねーよ？笑
それじゃ、Aの声聞けたし星綺麗だったし作業戻るわ｣
｢そう？...うん｡わかった！頑張りすぎないでね｣
ジ｢おう！またな｣
そう言って向こうから携帯を耳から話したような音が聞こえた。...だから
｢...私だって会いたいよジヨン｡ ジヨン愛してる｡｣
ジヨンの忙しい仕事を理解してる彼女を演じてたけど会いたいものは会いたいんだもん。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
俺は またな なんて言ったけどなんか名残惜しい気がして電話は切れなかった。
ディスプレイに表示されたAの名前と写真を触っていたら指がすべってスピーカーを押してしまった。
貴｢...私だって会いたいよジヨン｡ ジヨン愛してる｡｣
ﾂｰﾂｰﾂｰ｡
聞こえてたのか？！
でもまぁ可愛いことしてくれるじゃん。
ツンツンの奴からのまさかのデレ笑
｢あぁぁぁ会いてぇ!!｣
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ﾒﾝﾊﾞｰ｢ジヨン(ヒョン)めっちゃ張り切ってる...
Aちゃんに何かされたな笑｣
ス｢ヒョン！早く終わらせてAちゃんに会いましょうね！｣
ジ｢いやお前には会わせないからな？｣
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
最高の成績を収めた今回のアルバ厶
やっと帰れる我が家には
ガチャ
｢あ...！おかえりジヨン!!!｣
飛び込んでくる可愛いAがいる｡
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作者名：あおじよ | 作者ホームページ：http://reborn.bigbang88
作成日時：2018年9月6日 0時
