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A「ねえ、どうしてふたりはそういう関係になったの。」
再び先輩のモデルをしているのはあれからさらに半月ほど。
先輩は驚くほど学校に来てないみたいで、普通校舎の廊下でもすれ違うことは無い。
そんな先輩はふと、思い出したように聞いた。
嵐「うーん、そういう事に興味があったから…ですかね？」
A「じゃあ別に好きじゃないの？」
迅「そういう対象としては好きではないですね」
A「ふぅん。」
心做しか、少し先輩の表情が和らいだ。
嵐「嬉しそう…ですね？」
それ言っちゃう？？
A「嬉しそう、…どうだろ。嬉しいのかな…。」
迅「…なんで…？」
嵐「迅、敬語」
A「いーよ。先輩って言ってもちょっと生まれるのが早かっただけだし。」
太刀川さんみたいな人だな、と思った。
銀の髪がサラリと揺れた。
A「好きでするのが
時々先輩はよく分からないことを言う。
少し難しい、彼女の言葉。
切り揃えられた前髪の下に見える瞳は
少し、
寂しそうだった。
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作者名：か め。 | 作成日時：2021年6月22日 0時
