farewell ページ9
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それからというもの
日が経つのは早くて8月下旬
もうお別れはすぐそこまで迫っていた
ラギー「A、何かあったら絶対に連絡するんスよ？あと、無理しないこと！それから…」
A「ラギー、それ4回目だよ」
ラギー「ぅ……そ、それから！」
ラギーを遮り言ったものの懲りずに5回目に入る
どれだけ言い足りないのか…
止めても無駄だと思い私はラギーの話を右から左へ流しつつ適当に相槌を打つ
が、ほんと目敏いこのハイエナは私がちゃんと聞いてないと分かった瞬間
「ちゃんと聞いて！！！」
と、お怒りのようでさらに同じことを聞く羽目になった
A「ラギー、もう時間じゃない？」
ラギー「ぇ…ああ、もうそんな時間ッスか」
耳も尻尾と垂れ下げるラギー
行かなきゃいいじゃん
思わず漏れそうになったその言葉を飲み込む
A「っほら、早くしないと！…またホリデーで会えるんでしょ？」
ラギー「当たり前ッス！！……ただ、それまでが長いって言うか…」
A「あははっ！ラギーは寂しん坊だなぁ。」
ラギー「っな！」
顔を真っ赤にして否定するラギーを私は抱きしめる
ラギー「！？」
A「大丈夫だよラギー。私達はずっとここにいるから、いつでも帰って来たらいいんだよ。いつでも待ってるから。ね？」
ラギー「……は、本当Aには敵わないッス」
ラギーは私を抱きしめ返す
しばらくして私がぎゅっと力を入れると我に返ったように離れていった
長い事抱きしめ合っていたせいか
温もりがなくなり
少し…寒かった
ラギー「あ、迎え来たッス…」
耳が音を拾ったのだろう
A「そう……ねぇラギ」
ラギー「A。」
ラギー「まだ、言わなくていいから。いつか話せる時が来たらでいいから…その時は、俺からも大事な事話すから」
私が何を話そうとしたのか察したのか
話を遮ったラギーはそう言ってまた私を抱きしめる
A「うん、いつかちゃんと言うから…」
もう少しこのままで＿＿
近所の子達にもお別れをして
おばあさんと話して
ラギーは行ってしまった
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ただのKY。 - んんんんんん((殴 めっちゃくっちゃ好きです！！頑張ってください！！！ (2020年9月28日 19時) (
レス) id: 5002fa3211 (このIDを非表示/違反報告)
か め。(プロフ) - 鈴錬さん» もう見てくれてる…！ありがとうございます！！ (2020年9月27日 18時) (レス) id: 0ff4cbc77d (このIDを非表示/違反報告)
鈴錬 - わああ……この時点でもうめっちゃ好きです……！！これから楽しみにしてます！ (2020年9月27日 7時) (レス) id: 4853e54ef6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：か め。 | 作成日時：2020年9月27日 1時
