【コンパス】君の成長、楽しみだ。【桜華忠臣】 (ページ6)

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幼きモノ使い2 ページ6

最初は、うまく竹刀を振れず苦戦したり、
モノに触れて対話してても、ほかのモノの声と分からなくなったり。

鬼ごっこでは、れんに毎回膝を鼻で突かれて転んだり。

泣くことの多かったAだったが、成長とは恐ろしい速さで…

剣技、学力、チカラのコントロール。
そして、モノの操りかたも。

齢7つには、ほぼ全てを習得した。

剣技は、自力でも真剣をもち、力勝負以外なら父と対等に攻防できるようになり、
生きる術はもちろん、多少の戦術や心理的な行動なども学び、
チカラのコントロールは、モノの話をある程度同時にきいたり、逆に話すモノをきめれるようになったり。

何より、新しくわかったのは、朝霧、夕断ちなど。
武具や道具として存在するモノたちを人の姿にさせることや、
意思疎通しているモノは操れるようになったこと。

そのせいか、Aの周りには両親以外人間はおらず、剣技も、生活の教えも、ほぼ全て、モノたちが人の姿を持ち、好意でおしえていた。

れんとの鬼ごっこは、参加数は増えたが、
捕まりそうになると、無意識に操るので、

いまでは触れることも難しいほどだ。