反日？そんなの知ってる‥

#16 ページ16

テヒョンは私の手首を掴んだまま黙っていた




『テヒョン‥？どうしたの？』




TH「もしかしてココから落ちようとしてたの？」



『そうだけど‥何？』




TH「別に‥なんでもない」




『私のこと嫌いならほっといてよ‥』




TH「‥A」



『テヒョン‥私‥テヒョンの事、好き‥』




TH「え‥ ？‥」



『テヒョンと会えて良かった‥私ね‥友達いなかったからとても楽しかった‥ありがとう‥』



TH「A‥？なんで泣いてるの？」





『それと‥私の事信じてないっていうのは分かってる！でもね‥私‥本当にしてないの‥お願い信じて‥』




TH「‥‥」



テヒョンは黙って私を見ている‥




やっぱり‥私を信じてくれないんだね‥




分かってたとしても苦しいや‥




私は手すりを掴み‥テヒョンに言った






『‥バイバイ‥テヒョン』




私はテヒョンの手を離して屋上から飛び降りる‥





落ちる途中の景色はスローモーションでなんだか怖くなった




スローモーションで映し出されたのはテヒョンとの思い出




死にたくない‥死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない





私の頭はそれしかなくて‥






自分で死ぬ道を選んだくせに今さら後悔してる私‥









最後にテヒョンと楽しいお喋りしたかった






最後に一緒に帰りたかった‥









テヒョン‥好きだよ‥









大好きだよ

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