９ ページ35
ー宮舘涼太ー(A感染から2週間)
…俺は答えのない回答に考えをしている。
岩本「あ、舘様おはよ。って、どうかした？」
宮舘「あぁ…おはよう…
いや、ちょっと考え事」
俺と岩本で会話をしているとすっかり元気になったAと目黒が、リビングにやってきた。
目黒「おはようございます。
一応学校からは復学許可もらえたから、明日から行ってもいいと思います」
宮舘「まぁ、無理させないように…ね？」
渡辺「涼太さ、何悩んでんの？」
えっ…？
まさかの言葉に俺は聞き直す。
渡辺に手を引かれ男2人、コーヒー片手に庭へと向かう。
渡辺「俺さ、俺らさ幼馴染じゃん？
わかるんだって、涼太が今素直か、素直じゃないか
Aのコロナも治って元気なったんだし…
って、まさか涼太しんどい？」
やっぱり、幼馴染なだけあって抱え込んでいる事バレてしまっている
「俺だけしかいないし、言ってみ？大丈夫だから」
と、伝えてくれた渡辺に俺は全て話すことにした
宮舘「コロナが治った後もさ、Aあまりご飯たべなくて。まだしんどい？って聞いても平気って言うし、熱がある様子もなくてさ…」
渡辺「確かに、そういえば、あんまり食べてないかかも…」
宮舘「何でだろうね…？」
なんて、軽く会話をする
こんな時は、素直に聞くのが一番
宮舘「A？
俺の料理嫌になった？」
A「え、そんな事ないよ。
コロナの時はお世話になってほんと、ありがと。
治ってからも涼太くんのご飯食べれて、幸せだよ？」
渡辺「じゃあ、言い方を変えれば、美味しいってことだよな？」
渡辺がそう聞くとAは大きな瞳に涙を溜め考え込んだ
A「えっと…
本当に涼太くんにも、メンバーにも…
すっごく感謝してる。まずはありがとう」
ここまで言うと気まずそうにさせながら
A「でもね…？
分かんないの…わかっ、わ…分かんないっ…」
呼吸が早くなるA
ほんと、どうしたの？
そう思いながら、背中を摩る
渡辺「誰も責めたいとかないけどさ
心配なんだって…あれだけ高熱続いて…
治ったと思ったらご飯あんまり、食べなくなったのが
分かんないって、何が分かんないか言える？」
優しく聞けば、静かに答えた。
A「…食べたくないの。
何を食べても…味なくて…
感染中はご飯食べても普通だったのに…今は何を食べても美味しくなくて、味がないの」
…と、泣きながらそう答えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Da cchi(プロフ) - kazu48さん» お読みくださいまして、ありがとうございます。返事遅くなり申し訳ありません。医学部に行くまでから、合格、そしてその後を書いているので、期間的にはあっているはずです。書き方で誤解させてしまい申し訳ありません。今後もお楽しみいただければ幸いです (11月3日 2時) (
レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
kazu48(プロフ) - おはようございます(*・∀・*)ノ楽しく読ませて貰っています。そして何度も読んでます。あの一言言いたいんですが、医師免許は、…4年では、取れないです。6年間大学、そして大学病院研修しないと医師免許試験受けれないとだと思いますが… (10月28日 6時) (レス) @page25 id: 00fd7e8319 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Da cchi | 作成日時：2023年10月26日 23時
