めめの妹

え、嘘やろ？ ページ14

ー向井康二ー

「ああー、最近は舞台とかYouTube撮影
ほんまに忙しかったからな
よう、寝たわ」

俺は伸びをしてそんな大きな独り言を呟く。

ふと、ベッドサイドの時計に目をやると朝の９時半

え？俺昨日確か、みんなの会話もそこそこに、早々ベットに入って…

嘘やん、俺１０時間も寝てたん？

こんなに寝てたから、頭スッキリしてるんやな。

よし、可愛い姫に癒してもらおう

と、俺は足早にリビングに降りる

も、そこに居たのはラウールと阿部と深澤だけ。

え、肝心の姫が見当たらへん。

向井「Aと他のメンバーは？」

って聞くと

「なんか、熱出て病院行ってるみたい」

と阿部。

「嘘やろぉ…姫と遊ぼうと思ってたのにぃ…」


なんて独り言を言うと、「熱結構高いみたい」

と、ラウールが言ってきた。

置きっぱなしになった体温計には39.8°

うわ、これはしんどいやろな…。

ゴミ箱とか、洗面器とか袋もめっちゃあるし…

ああ、可哀想や…

俺はいてもたっても、いられへんなってもて

岩本にメールをおくることにした。

向井【照にぃ、Aの様子は？】


まだ、診察の順番じゃ無いんか、すぐに返事が来る

岩本【顔真っ赤でグズグズ…。
嘔吐したからこれから便培養検査と血液検査。
入院にはならないとは思うけど、点滴はすると思う
ご飯、涼太が作って冷蔵庫に入ってあるから】

と、きた。

心配しつつ、俺は仕方ないからとAの帰りを宮舘が作ったご飯を食べながら待つことにした。

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