誤算 ページ5
和室の壁にある突っ張りにお粥と飲み物、薬を置きみんな一斉に食べ始める。
も…
「んんっーんっ…」
完全に耳を押さえてリビングに行って座り込んでしまったAちゃん。
そうだった…ご飯無理じゃん…
ああ…完全に誤算だった。
目黒「俺行ってくるんで…食べててください」
宮舘「俺の誤算だから…俺が行く」
渡辺「いや、俺行くよ？リビングに用あるし…」
なんて、皆が行くと言い始める。
皆熱高いし、寝てて欲しいのが本音で…
とやかく言う俺も正直体はキツくて…
そんな中、俺が行くと一歩前にでたのは佐久間だった。
佐久間「誤算だったんでしょ？悪気がある訳じゃないでしょ？俺まだちょっとしんどいだけだから大丈夫。俺が行くから、ご飯食べ終わったら和室の扉開けて？」
そう言って佐久間は和室を出た。
ー佐久間大介ー
リビングに戻ると両耳を押さえてペタンと座り込んでいるAちゃんが居た。
佐久間「ごめんねぇ、ご飯食べたからびっくりしたねぇ…大丈夫。今はね、佐久間さんとAちゃんしか居ないんだよ？ご飯もないから大丈夫…。皆ね、お熱あって今はあのお部屋しか、いれなくて…。それでご飯食べちゃったの」
背中をゆっくりゆっくり摩りながら、落ち着かせる。
5分ほど背中を摩っているとゆっくりと顔をあげ俺の目を見てきたAちゃん。大きな目は揺れていて、長い睫毛は涙で濡れていた。
佐久間「ふふっ、やっとお顔見せてくれた。ごめんね？びっくりしたよねぇ。もうね、食べないからお耳から、おてて離そうか。そんなに力いれなくても、いいんだよ」
焦ることもなくAちゃんのペースに合わせると耳から手を離してくれた。
佐久間「舘さんがね？ごめんね？って言ってたよ。ちょっとお疲れモードで間違えちゃったって…。皆んなご飯食べたら教えてくれるからそれまでここにいようか」
返事は無い。ただ、まっすぐに俺の目を見てくれる。それだけで、伝わってる気がする。
フラフラとした足取りで冷凍庫に前に立ち、アイスを取り出すAちゃん。
佐久間「ん？体熱くなったから食べたい？うん。少しだけ食べようか」
スプーンを取り出し、掬ってあげ口元に持っていくと小さく口を開けてパクリと食べてくれた。
泣いてウルウルしてる目を細めてニコッとする姿に安心する。
佐久間「熱いと美味しいよねぇ。これ食べたらまた寝ようね」
そう声をかけ半分ほどアイスが減ったところで俺は手を止めた。
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Da cchi(プロフ) - めめLOVE(元 るるー)さん» ありがとうございます。今日の夜中に更新できたら、更新します (2月3日 22時) (
レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
めめLOVE(元 るるー) - 感動しました…次の更新待ってます。 (2月3日 20時) (レス) @page45 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
Da cchi(プロフ) - Fluteさん» 初めまして。そう言っていただけてすごく有難いです。ありがとうございます。時間を見つけては更新いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。温かいお言葉、本当にありがとうございます (1月29日 23時) (レス) id: 6b9028f148 (このIDを非表示/違反報告)
Flute(プロフ) - はじめましてコメントさせていただきます。いつも楽しみに更新を待っております。そして文章構成など学ばせていただいております。このことをどうしてもお伝えしたく、コメントさせていただきました。これからもこちらの作品を応援しております。頑張ってください！ (1月29日 23時) (レス) id: 9f307762af (このIDを非表示/違反報告)
るるー - Da cchiさん» 分かったなのです！(?)楽しみにしています◎ファイト (1月26日 20時) (レス) @page20 id: 6919ea9653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Da cchi | 作成日時：2024年1月20日 8時
