めめの妹５ (ページ7)

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少しの休憩ページ7

佐久間が、スーパーから戻ってきてすぐに出発させるのは不安だったから、少し休憩する。

さっきの渋滞も抜けて一般道にきたから、そんなに時間もかからないはず。

佐久間「阿部ちゃん、買ってきたよ？」

阿部「ありがとう佐久間。Aー？首の辺り少し冷たいよー。冷えピタしてみようね。あとね、これ食べてみよう、はいあーん」

淡々と冷えピタを首の周りに貼る。
大きな血管を冷やせば少しはマシかなって。汗かいて体温籠ってしまってるからね。

A「すっぱぁい…」

顰めた顔が…めっちゃ可愛すぎる。

阿部「酸っぱかったねぇ…。
でも、もう大丈夫だね。顔色も平気そうだし。ねぇ、佐久間あと10分くらいここで休憩大丈夫？」

佐久間「ん？大丈夫だよーじゃあ、俺も少し休憩しようかな。A？もうしんどいの、ない？」

A「ん？ないよー。
さっくん…お腹しゅいたぁー」

渡辺「ふはっ、本当マイペースじゃん。マイペースぶりに、いつも力抜けるわ」

宮舘「ふふっ、もう少しマシになったらご飯食べようか？まだちょっとお腹ビックリしちゃうから待っててね？」

なんて皆で声をかける。

俺はコーヒーを飲み、まだ時間がかかるといけないからお手洗いをお借りして車に戻った。

ー佐久間大介ー

いやぁ、ほんと阿部っていつも、冷静だよねぇ…

佐久間「阿部ちゃん、出発していい？」

阿部「うん、あ。でも静かにね？A寝ちゃったから」

およっ…いつの間に…

佐久間「はいはぁーい。
なんかあれば言ってね？ここから一般道だから」

そう声をかけて車を発進させる。

さっきまではずっと音楽聴いてたけど…うん。阿部、宮舘の会話を楽しもう。そう思って音楽を止めた。

宮舘「阿部さ、どうやって吐かせたの…？」

阿部「ん？ああ、吐きそうな時に鳩尾を押してあげたの。刺激になって吐きやすいっていうか…逆に舘様は翔太の涼太さ…の一言で何が言いたいか分かったの？」

宮舘「あー、涼太寝てないから席変わるよ、寝な？ってことだと思う」

渡辺「正解。流石だわ」

なんて、楽しそうに会話をする。
何がすごいって、本当に、本当の一言だけでゆり組は以心伝心してること。だよね？

佐久間「あ、キャンプ場の看板見えてきたね。
もうすぐつくよー。ね、照。寝不足の人も多いし、照も眠いと思うけど着いたら康二とすぐにテントお願い」

なんて話しながら車を走らせること10分
ようやくキャンプ場に到着した