めめの妹５ (ページ45)

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＊本番と笑顔ページ45

ここまで声を出さなくても聞こえるから…なんて思いつつ…

岩本「康二おかえり。あのさ、お願いあんだけど…」

向井「てるにぃ、ただいま。どないしたん？てるにぃが俺にお願いなんてめちゃくちゃ珍しいやん」

岩本「疲れてない？」

向井にお願いことをするために声をかける。

向井「疲れて…ない？も、なにもなぁ…仕事終わりやからそら、疲れてんのは疲れてんで？せやけど、てるにぃのお願いなら、可能な限りききたいやん？」

なんて言ってくれる…。疲れてる所…申し訳ないけど…

岩本「あのさ、カメラの撮り方教えて欲しいんだけど」

向井「ほぇっ？！」

俺のまさかのお願いにすごい声で反応する。

深澤「なんちゅー声なのさ」

と、隣にいた深澤は大爆笑。

岩本「今日、俺とAの日だからさ？笑顔を撮っておきたくて。康二帰ってきたら聞こうと思ってた」

向井「んもぉ、てるにぃ。なんや、そんな事かいな。よっしゃ、教えたろ。ここをな？まずは、回すやろ？ほんならさ……………

やん？わかる？ほんで……………を……やねん…」

うん、聞きたいとは言った…。けどさ

さすが…

カメラマンだよ。ほんと。

気がつけば2時間が経過していた。

向井「てるにぃ？なぁ、てるにぃ聞こえてる？」

岩本「えっ？あぁ、ごめん。ありがと」

スマホとは違って結構難しいな…。

そんなことを考えながら帰ってきた全員でご飯を食べ俺とAは遊園地へと向かった。

行く前……「てるにぃ？Aの自然な笑顔と柔らかい表情撮ってきてや？」

なんて、言われ…入園前から俺は向井に借りたカメラのシャッターを何度も押した。

A「ひぃくん？ほかのひと…ない？」

岩本「ん？うん？今日は俺と2人。他の人は帰ったよ？」

なんで他の人いないの？なんて疑問に思うAに2人だけだから、と言い何度もカメラのレンズを向ける。

しばらく撮っていると、Aは純粋にアトラクションを楽しむように。メリーゴーランド、コーヒーカップ、空中ブランコ…。

岩本「っ…ふぅ。A？一旦休憩しよう」

いくらダンスしてると言えど…目が周り自動販売機でジュースを買って休憩した。

その後も、楽しみに楽しみ…俺たちの閉園時間。

お礼を告げ家に帰り始まったのは写真上映会

「柔らかい笑顔や」「上手じゃん」「A楽しそうっす」「にゃはっ、めっちゃアップじゃん」「これ印刷しよか」

なんて写真上映会も含め、楽しい時間となった。