めめの妹５ (ページ43)

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＊皆でページ43

そこからの俺達は早かった。

渡辺「つーかさ、明日は全員オフの日じゃん？泣いても平気っしょ」

向井「浮腫んだりしやんようにスキンケアちゃんとしよな」

岩本「保冷剤全員分あるわ」

宮舘「ご飯の残りなら少しあるけど？」

深澤「そういや、新作のポップコーンあるけど？」

ラウール「今日スタッフさんからチュロスもらった」

阿部「勉強用のジュース出すね？」

およっ？およよっ？この流れは？

目黒「じゃあ俺飲み物とか食べ物、バスタオル用意して電気消すね？」

およよよっ？およっ？

渡辺「佐久間なにをボッとしてんの？DVDあるんでしょ？俺ら準備万端だけど？」

この流れは…

佐久間「もしかして、今から見るでやんすか？」

阿部「当たり前じゃん。佐久間とA2人だけで楽しもうとしてた？全員で泣かなきゃでしょ」

向井「俺はまぁ多分、泣かへんで？」

なんて、会話をしていれば…
机の上はすでにピクニック状態。

あれよあれよと、言う間にお菓子や、ジュース、唐揚げと…勢揃いしていた。

そして、皆床に座ったのを確認すれば目黒は電気を消す。

俺はDVDを再生する。

「っ…これはあかんって…」

上映からおよそ５分…
最初の悲しいシーンで…

一番最初に泣いたのは「泣かへんで？」なんて言ってた向井。

そして、３０分経つ頃には…

「ああ…っ…」

「グズっ…」

「無理だやばいわ…」

なんて、一言ずつ呟きながら号泣。

渡辺は、「涼太…バスタオル借りる」

なんて横に座った宮舘のバスタオルを借りて前回よりも大号泣。

みんなで上映会なんて予想外だったけど、楽しい時間を過ごすことができた。

その日の夜…言わずとも全員が和室に集まり抱き合うかの如くくっついて眠りについた。

翌朝…「うわ、目腫れてる」「やべっ…浮腫んでる」「リンパマッサージ行かなきゃ」

泣きすぎて全員多少浮腫んでいた