めめの妹５ (ページ5)

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テンションと車酔いページ5

車を走らせて、何分だったのだろう。
全員が全員爆睡だから…と、俺は深澤が流していた音楽から自分の好きな音楽に切り替える。

深澤はさ？眠れるようにバラードかけてたの。でも、バラードって眠くなるのよ。

好きなアニメのオープニング曲を流しながら車を進めること30分。

うーん、渋滞とまではいかないけど…道が混んでるんだよね。チラッと時計を確認すれば9時45分。

後1時間はかかるかなぁ…

と…思っていると…

「ふっ…ふぇ…うぇーーーん…」

爆睡してたAが泣きながらの起床

佐久間「およっ？Aどったのー。ねんねしてて、いいんだよー？まだねぇ、車沢山いて着かないよ？」

A「げぇげぇ…しゅる…」

佐久間「そっかぁ…げぇげぇするか…
って、え？まっ、おっと。待ってね…？」

うーん、Aは助手席には居ないから背中は摩れないし…みんな爆睡だし…今袋ないよ…
でも、ここは生憎…高速道路…
もらい嘔吐しかねないし…誰かしら起きてもらうしか無い…。そっか、そうじゃん。酔い止め飲んで無いじゃん…

というか…A泣いても起きないほど皆寝てるじゃん

あー、ほんと。どうしよ…
とりあえず…

佐久間「A？耳押さえててね？

スーーー…おきるでやんすっ」

耳を押さえてもらい大きく息を吸って大声で起床を促す

【【【ビクッ】】】

と、なりながら岩本、宮舘がなんとか起床。

佐久間「大きい声でごめんねぇ。
A吐きそうって」

2人ともまだ完全に目が覚めたわけじゃ無さそうだけど…深澤がクレーンゲームで取ったのであろうクッションを抱えさせ前屈みにさせて岩本は袋を持って行き、宮舘は優しく背中を摩ってあげてる。

岩本「おお…めっちゃ酔ってるね…。A我慢しなくていいよ？しんどいでしょ？息ゆっくり、フーってしてみな？大丈夫大丈夫」

宮舘「あぁ…顔色がちょっと心配だね。佐久間さ、今暖房ってつけてる？ちょっと後ろ開けていい？」

そう言われ俺は換気のために全ての窓を開ける。

向井「んんっ…たくまくん…めっちゃ寒い」

阿部「さむっ…って、どうしたの…？」

宮舘「A車酔いで吐きそうだから窓開けてる。背中は波打ってるし…そろそろだとは思うんだけど…」

すぐに状況を理解できたのか、阿部はカバンを漁り

阿部「ちょっと、りんごジュース飲もうか。ゆっくりでいいよー。佐久間さ？どこかスーパーかコンビニ近いところ寄って？」

そう言ってくる。高速降りたら…寄るか…