めめの妹５ (ページ39)

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＊星空と暖かい甘さページ39

ー深澤辰哉ー

深澤「A？チョコレートありがとね？美味しかったよ。ふっかさん、嬉しかった。Aさ？寒くない？」

A「寒い…」

深澤「寒いか…結構厚着したけど…。よし、おいで？ふっかさんのお洋服着てな？」

そう言い俺は着ていたジャケットをAに着せる

それにしても、寒っ…。

公園まであと少しだけど…ほんと寒いっ…

なんて思っていると…漂ってくる甘い匂いと蒸気

深澤「お、焼き芋と肉まんじゃん。A暖かくなるし食べようか」

そう声をかけ焼き芋と肉まんを一つずつ購入し夜景の綺麗な公園まで向かう。

深澤「ほいっ、到着。見てみな？綺麗でしょ？」

ボーッと綺麗な夜景を眺めるA

深澤「ひはははははっ…感動するよな。お腹すいたから食べようかね。焼き芋と肉まん。ん、どーぞ」

熱くないように肉まんを袋に入れ半分あげる。

「あっ、あっち、あっち、あー。あっつ」

なんて…素手で肉まんを持ちフーフーしながら食べる俺をみてAは…

「キャハハハハハハハハハッ…ハハハハハッ」

と、大爆笑。

深澤「やっぱ俺たちAの笑顔守りたいんだよ…楽しんでもらえて良かったわ」

寒さのせいか、肉まんの熱さからか…
俺は気がつけば涙目に。

美味しい美味しい肉まんと焼き芋を食べふと時計を見れば時刻はもう9時。

めっちゃ静かじゃん…
なんて、ふと隣を見れば焼き芋を咥えたまま眠るAが。おれは、その姿を写真に撮りメンバー全員に送信。

体がかなり冷えたから、短距離とは言えど辛くて…

渡辺「ふはっ、寝てんじゃん…。風呂沸かして来たから…帰ったら温まれ…」

なんて素っ気なく言うけど優しさに溢れてる渡辺に迎えに来てもらい、俺とAは家に帰った。

楽しい時間を、幸せな時間を、いつもありがとうA