めめの妹５ (ページ32)

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＊ありがたいページ32

ー宮舘涼太ー

今日は俺とAがお出かけの日。
行き先は美術館。

そう言えば…Aがあまり絵を描いてる姿は見たことない気がする…。もし、今日美術館を楽しんでいる様子ならプレゼントで絵を描くセットでも買ってあげようかな。

平日とは言えど、お客さんもいる訳だから…朝早い方がいいか…。目黒が仕事の時間に合わせてAと起きてくるだろうから…目黒より遅い時間だけど…早い出発の人に…早めに出発してもらって…美術館まで乗せてもらおう…

今日は確か…

なんて、考えていると…

佐久間「国王、おはようでやんすっ」

宮舘「ごきげんよう」

そうか、佐久間はたしか、9時に事務所でしょ。目黒が7時半に家を出る…。事務所と美術館までの距離は車で15分ほど…だとすると…

宮舘「佐久間さ、今日9時事務所だっけ？」

と、聞き佐久間の方を見ると電話をしている様子だった。

あー、忙しいから…阿部に…頼もうかな…

そう考えていると「わかりましたー」と言って電話を終えた佐久間。

佐久間「舘さん、さっきなんか言ってたー？」

宮舘「あ、うん。佐久間さ、今日9時事務所だっけ？」

佐久間「それがね？先方の都合で11時事務所になった。それがどうかしたー？」

おっと…？おっと？この流れは…
良いのでは…？

宮舘「今日俺だからさ…乗せてもらえると助かる」

佐久間「あー、お安い御用でありんすっ」

宮舘「佐久間が事務所に向かう時間でいいんだけどさ」

佐久間「んー？舘さんに合わせるよー。俺時間空けばアニメでも見ながら楽屋で待つから」

…優しすぎる。

宮舘「9時に…ここ出発でも平気？」

佐久間「もちろんでやんすっ。帰りも迎え来たほうがいいよね？俺…えーっとね。6時半ごろになるけど」

宮舘「助かります…。あ、じゃあ…。あぁ…んーっと…どうしようかな…。俺らが終わり次第事務所向かうよ？歩いても40分で着くと思うから」

流石に申し訳なく提案すれば…

佐久間「じゃあ、条件があります。
佐久間さんが、終わったら迎えに行くから、美術館の前のご飯屋さんにいて？もし、先に着いたらメッセージおくるから」

なんて、言ってくれる。

ありがとう。佐久間

その思いを込めて俺は朝食の「今日も頑張れプレート」とコーヒーにガムシロップを2個いれたのをテーブルに置いた

佐久間「うまっ、久々じゃん、この料理」

なんて、ニコニコの佐久間を見ていれば今日の主役のAと目黒が降りてきた。