めめの妹５ (ページ24)

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＊繰り返す会話ページ24

リビングに降りればすぐに「蓮、そんなに泣いてどったのー？」なんて、先輩の声。

あぁ…俺…泣いてたんだ。

寝かしつけている間に全員帰ってきてたのか、リビングには俺含むメンバー9人が。

宮舘「はい、目黒。ホットコーヒー。
何があったか、話せる？A寝かしつけてたんでしょ？降りてきて泣いてたら流石に心配だし、目黒の話が聞きたい」

深澤「ゆっくりでいいから話して？」

渡辺「ほら、めめ。ティッシュ。
涙流したままだと、乾燥するから…」

なんて、優しく声をかけてくれる皆に余計に涙が溢れてくる。

佐久間「蓮どったのー？ねぇ、悲しいんだねぇ…。とりあえず泣きな？落ち着いたら話したらいいよ」

なんて言って、涙を拭いてくれる。

宮舘が淹れてくれたホットコーヒーを飲みながら全員で一つのテーブルを囲む。

もちろん、寝ているAは自室。

一通りないて、スッキリした俺は、コーヒーを飲みながらさっきのことを話し始めた。

目黒「いつもはさ？抱きついてきて…すぐに寝るけど…今日はさっ…グズっ…俺…俺さ…？」

何でだろ、言いたいことたくさんあるのに…みんなの顔がぼやけて…中々素直に言葉が出てこない。

そんな俺に何も言わずに待ってくれるメンバー

深呼吸して、落ち着かせてから再び話し始める。

目黒「俺達さ？頂いた仕事はきちんとしたくてさ？頑張ってるでしょ？A、さっき…サンタさんはプレゼント間違えたのかな？って。にぃにたちと一緒にいる時間欲しいのにって泣いてて…普段なら抱きついて寝るのに、今日は背中向けて…ボロボロに涙溢して…」

そこまで言えば、俺の涙は決壊。

渡辺「ん、話してくれてありがと…。不規則な仕事…言い訳にしてらんないな…」

佐久間「話させてごめんね？辛かったでしょ？でもねぇ、蓮が教えてくれたお陰ですごく助かったよ？」

宮舘「目黒に責任なんてないし、Aにも責任ない。ごめん、俺が聞きたいなんて言ったから」

俺は皆んなの言葉に耳を傾け首を振るしかできなかった。

阿部「あっ、そうじゃん。それじゃん…」

突然、「それ」と言い始めた阿部に今度は注目が集まる。

慣れた手つきでスマホを操作し、スケジュールの確認をして、アップされたばかりのミュージックビデオを再生し始める阿部。

宮舘「阿部…？」

阿部「これだよ、これ。
これ、一人一人再現しよう？」

そう言って阿部は紙とペンを取り出した。