めめの妹５ (ページ16)

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バーベキューページ16

夕方5時半。

辺りが薄暗くなり始めた頃…

ラウール「舘さん、おなかすいたぁー」

なんて、もう1人の末っ子、ラウールからそんな声がかかる。

宮舘「よし。じゃあバーベキューしますか」

さっき炭は完璧にしたから、後はもう焼いて食べるだけ。

渡辺「涼太、何手伝う？」

宮舘「あー、じゃあとりあえずタレとか用意して？あ、後は…Aの肉を小さくしてあげて？」

そんな2人のやり取りを俺たちは普通に見てたけど阿部は…

阿部「はぁ、ゆり組〜。
ゆり組尊い、可愛い〜」

なんて。
幼馴染コンビに、メロメロ…。
ほんと、阿部。ゆり組推し？だよね。なんて思っていると次々に口を開き始めた。

深澤「え？いわふか夫婦は？」

向井「めめこじは？」

ラウール「めめらうは？」

なんて

何もわかってない様子のAはキョトンとした顔をして

A「あべちゃ？Aかぁいい？」

なんて、ギュルギュルのおめめで、真剣に聞く

阿部「うぇ？！
Aはすっごく可愛いよー」

向井「ゆり組が可愛いってゆーから、心配なったんやな。ここにおる皆Aの事好きやし、めっちゃ好きやで？」

なんて、会話が繰り広げられる。

ほんと、どこ行っても俺たちのテンションって変わらないよな。

なんて、思っていると丁度肉が焼けたようで。各々飲み物を用意して食べ始める。

「うわっ、うまっ」

「めっちゃ美味しい〜」

そんな中…一口も食べないA

宮舘「行き道車酔いで吐いたから食欲なかった？生憎…お粥ないんだけど」

目黒「え？Aげぇげぇなった？大丈夫？」

と聞けばコクリと頷く。まだ、お腹空いてないのかな…と思っていると岩本のそばに走っていき…

「ひーくん、足いたいいたいだから、あーして？」

なんて、甘えていた。

深澤「足痛くても手は痛くないでしょー」

なんて笑う深澤と、幸せそうに食べさせる岩本。そして、美味しそうに食べ始めるA

もう完全に親子だよね。

渡辺「お？Aの甘えん坊の時期か」

阿部「なのかな？はい、注目。Aは消毒を頑張ったので1人ずつ食べさせてあげましょー」

なんて、始まった。食べさせ合いっこ。

恥ずかしそうに、嬉しそうにみんなで食べわちゃわちゃとした楽しい時間…美味しいバーベキューの時間はあっという間に終わりを迎えた。