めめの妹５ (ページ11)

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お昼ご飯ページ11

宮舘「あ、康二オリーブオイルってある？」

向井「もちろんや。俺のカバンの底にあるで」

渡辺「なんでカバンにオリーブオイル入れてんの？うはははっ…」

笑い疲れた様子の渡辺を見て、向井のカバンを確認すれば本当にオリーブオイルがカバンの底から出てきた

クスッと笑いそうになりながらも、一声かけてお借りすることに。

向井「舘ぇ？でも、普段って普通のサラダ油やん？なんで今日はオリーブオイルなん？」

宮舘「うーん、仮って言ったらまた違うんだけど普段は牛肉の脂でコクがでるけど、今日は鶏肉とシーフードだから、なんとなくオリーブオイルかなと思って」

「ほほーん、なるほどな。それも美味しそうやな。チキンカレーもシーフードカレーも珍しいからめっちゃ楽しみやわ。その前に眠いからコーヒーのおかわりしよかな」

と、ずっと喋っている向井に耳を傾けながら俺は無言でシーフードと鶏肉を炒める。

A「だてしゃーん、Aもおてつだい？」

宮舘「ほんと？ありがとう。でも、ちょっと流石に調理は早いから…俺に洗ったお野菜くれる？あ、お野菜をね、渡してくれたらね、お水を用意して欲しいな」

流石にまだ、調理は早いだろうから言葉を選びながら手伝ってもらう。ボールにいれたカット済みの野菜を渡して貰えば、Aは俺が言ったように水を楽しそうに用意…してくれたんだけど…

宮舘「あっ、ふふっ。ありがとう」

渡してきたのは普段Aがご飯食べる時に使っている子供用のコップ。

それじゃ、足りないなぁ…と思いながらもその様子を見ていた渡辺はこっそり、ペットボトルの水を数本渡してきてくれた。

渡辺「A手伝えて偉いじゃん。涼太助かったって。今度はさご飯炊くから、しょっぴーとお米綺麗にしに行こう？」

と、持参した米を洗いに行ってくれる。

その間に水分を確認してしばらく煮込む。

キャンプ場について2時間半。
米も炊けたタイミングでカレーライスは完成。

Aが洗ってくれた野菜はすごく美味しくて楽しいご飯の時間になった。