月の明かり

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【水本side】








｢俺、Aさんが可愛いと思う｣






体育の授業終わり教室で着替えていると
クラスの男子が突然そんなことを言い出した。







｢分かる！癒し系っていうの？
ふわふわしててマジ可愛いよな｣




｢やっぱり彼女にするならああいうタイプだよなー｣




｢他の女子も少しはあのおしとやかさを見習えっての｣








女子がいないことをいいことに好き放題言う男子たち。






今までにもこういう感じの話は何度かあったし
まあ、こういうのが普通なんだろうなって思って
聞き逃してたけど









｢いやー、マジでタイプだわAさん｣








彼女のこととなると話は別だ。









｢この前も1組のヤツに告られたらしいぜ｣



｢え、マジで！？結果は？｣



｢フったってさ｣



｢まあ、Aさん男子苦手っぽいしなー｣



｢確かに。全然目合わねえもん｣









｢……………。｣





火賀 ｢…公史郎？どうした？そんな難しい顔して｣




｢…火賀｣




火賀 ｢分かった。Aさんのことやろ｣




｢え、なんで…｣



｢お前分かりやすいねん。


それに、あの噂もだいぶ広がっとるしな｣








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あと感想などもくれると嬉しいです。


よろしくお願いします。




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