番外編.阻止する為に ページ10
友斗「話は戻すけど、猫化した刀剣は出陣、演練禁止、それと…」
途中で、主様が後ろにあった段ボールを手に取り、目の前に置く。
既に開封済みで、目で開けてみろ、と言っている為、開けてみる。
それを見た時、私と長義さんはぎょっとした。
友斗「一応、猫耳を隠す物はあるらしい。けど、殆ど猫を餌付けしたりする物が殆どだな。」
『……返品って出来る?』
友斗「翌朝になったら勝手に消えるけど、今日中は無理だな。」
どうしよう、今猫になってるからか、以外と気になって仕方がない。
多分尻尾も揺れてる。
好奇心を押し殺していると、隣の長義さんが、中を探り出して、猫耳を隠す物を外に出す。
その後、上の蓋を閉じて、何処にあったのか、ガムテープでそれを閉じる。
そして懐からマイネームを取り出し、「開けたら呪う」と、何とも物騒な言葉を大きく書いた。
…否、呪うって……
長義「主、此れは誰にも見付からない所に置いておけ。乱が猫化した事を知ると、全員ごぞってこれを取りに来るだろう。」
友斗「でも遊ぶ位なら…」
長義「猫の生態を利用されて何処かの同人誌の様になっても良いのか!!」
友斗「無理見てられない!!わかった!!」
…同人誌って何だろう?
清光さんと長谷部さんに目線を送るが、「何も知らなくていいよ」と口パクで伝えられた。
…まぁ変な物だったら嫌だから、もう脳から消しておこう。
友斗「取り合えず、乱は一日中それ付けといて。聞かれたら俺が買った、って言えば良いよ。」
『あ、ありがとう。』
政府に支給された、パーカーやらを受け取り、上から着る。
これ、本当に猫耳が見えない…!!やったぜ。
尻尾は下から着る物だったから、後で自分の部屋で着る事にした。
友斗「まぁ、唯の非番だと思って過ごして良いよ。」
『本当にありがとう…!!』
主様が変な性癖とか持ってなくて良かった!!
本当に良い主をもった。もう永遠についていきます。
***
あの後、尻尾を隠す物を履いてから、縁側でぼーっとしていた。
道中で色々聞かれたけど、主様が買ったって誤魔化しておいた。
一部太刀が鼻血出して軽傷になってたけど、大丈夫かな…
まぁ色々ありまして。
長義さんは遠征が入ってたので、実質一人な訳ですよ。
でも部屋に籠るのもなぁ、と思い、只管日向ぼっこしてる。
多分猫の生態でもあるんだろうけど。
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作者名:赤林檎 | 作成日時:2019年2月16日 17時