さん．初近侍 ページ26
『近侍？』
友斗「そう、近侍。」
今日は主様に呼ばれて、審神者部屋に正座している。
近侍かぁ…通りで今日は出陣や遠征、内番がなかった訳だ。
どうやら近侍は、本来第一次部隊の隊長らしいけど、行かないらしい。
で、せっかく私も帰ってきたし、本丸にも慣れてきたので、少しでも仕事をしないかと。
『…別に今日は何もないし、断る理由もないからね、いいよ。
だけど私、審神者の仕事とか分からないから、そこら辺、教えてね。』
友斗「もちろん！！ありがとう、乱！」
もう土下座するんじゃないか、ってぐらいの勢いで顔を近付ける主様。
ここにいち兄がいなくて良かったね、高確立でお覚悟されてたよ。
それから私は、三十分ぐらい、主様に仕事について説明を受けた。
＊＊＊
『主様、こっち終わったわよ。他にやる事はある？』
友斗「うぇ、もう終わったのかよ？！長谷部より早いぞぉ…」
その言葉のついでに、これもお願いな、と資料を渡す主様。
どうやら私は、資料整理等の黙々とする作業が得意の様で。
主様曰く、「長谷部より早いし、呑み込みも早い最高の近侍だ！！」との事。
素直に誉めてくれるのはありがたいんだけど、長谷部さん死んじゃうよ。色んな意味で。
うちの主様は、小説と違ってあまり溜め込むタイプではないらしい。
配られた資料はすぐ取り掛かるし、近侍と協力したりする。
ただ、量が多い日もあるので、短刀達とあまり遊べない日もあるそうな。
『…はーい、主様、終わったよー。』
友斗「うっそ三分も経ってないぞ？！…そうだなぁ、今までの資料の確認しといて。」
『はいはーい。』
確認、とは、誤字や脱字がないかを調べる事だろう。
恐らく主様が今やってる資料で最後だし、多分人間しか出来ない仕事だから、私に任せない。
まぁ、ここは、素直に従っておくか…
＊＊＊
友斗「終わったー！わぁすげぇ、予定したより三時間以上早い！」
『お疲れ様。そんなに早いかな？』
トントン、と資料を整える主様。
今日はいつもより多い日らしく、時間が掛かると思っていたが、予定より遥かに早く終わったらしい。
そして、丁度お昼時だからか、燭台切さんが昼餉のお知らせに来てくれた。
燭台切さん、主様の整えられた資料を見てびっくりしてたなぁ…
そう思いながら、三人で雑談しながら食堂に向かった。
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！演練２で女の子同士ではないでしょうか？ (2018年11月17日 23時) (
レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
あすひ - 面白くて一気に読みました！これからも頑張ってください^∞^ (2018年10月10日 18時) (レス) id: 514ad356af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤林檎 | 作成日時：2018年10月7日 0時
