21．話そうよ！ ページ23
Aside
清光に甘えちゃって、恥ずかしかったけど、笑って許してくれた。
それから色々他愛のない話をしてると、だんだんと看病をしてくれた短刀が起きてくる。
起きていた私を見て、号泣していたり、心配してくれた。
嬉しくて、胸が暖かくなる。
その時、短刀の誰かの小腹が鳴った。
秋田「うっ…恥ずかしい…」
清光「そういや、もう夕餉の時間だね。…あ、夕餉ってのは、夕方に食べるご飯の事ね。」
清光がにっこり笑って説明してくれる。
どうやら腹が鳴ったのは秋田らしく、顔を赤くしている。
その時、厚が何かを閃いた顔をした。
厚「そうだ！これから夕餉なんだ、いち兄とでも話してみないか？」
「「え？」」
「「「は？」」」
確かに、そんな声がシンクロした。
ちなみに私は驚きすぎて声が出せなかった。ごめんね、皆。
厚「乱は、まだ大きい奴が苦手なんだろ？
いち兄は、今日恐ろしく落ち込んでた。
じゃあ、今日の夕餉で仲良くなればいいんじゃないか、って思ったんだよ！
乱は改善出来るかもしてないし、いち兄だって機嫌が戻る！
どうだ、一石二鳥だろ？！」
そう言うと、皆はオーと声をあげる。
つまり、私の男性恐怖症を治す為に、まずは兄のいち兄から話せる様になろう、って事だろう。
…うん、確かにいいと思うけど。
かなりハードル高いよ。
清光「じゃあ、今日は隣通しに座れば？本当は、前に座るのが一番いいと思うけど…
まだ無理だと思うから、隣でいいと思う。
それに、もう片方の隣を短刀にすれば、会話が繋がるんじゃない？」
…うん、それだけ私の事を思ってくれるのはいいんだけどね…
隣、って…いきなりすぎるでしょ？！
秋田「なら、前も短刀にすればどうですか？目を合わせるかもしてないですし、また部屋を出ていかれたら困りますし…」
それに関しては反省しています、すいませんでした。
だって見つめられたら困るし…
清光「よーし！じゃあじゃんけんで決めよー！！」
そう言うと、皆は目に炎を宿らせる。
え、そんなに私の正面と隣って価値があるものだっけ…？
まぁいいか。
＊＊＊
三日月「隣っ…俺が良かった…！！」
乱「じゃあ僕は正面がいい！後で髪を結んだりしたいな！」
三日月「それはいいな。誰かの服を着せてもいいよな。」
乱「誰が似合うかな！やっぱり、ダボダボになるのが一番いいよね！」
本霊では、謎の言い合いが始まっていた。そこに通り掛かった主が、冷たい目で見つめていた。
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雪雫(プロフ) - 三日月の本霊がきていたから、薬研と新撰組も乱の中身が人間って知っているのでは？むしろ鶴丸の方こそ人間だと知らないのでは？ (2019年12月27日 2時) (
レス) id: 48f7317aae (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - ありがとうございます！更新がんばってください！ (2018年9月29日 15時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 乱→１４５センチ 薬研→１５３センチ 寄って同じくらいではないです (2018年9月28日 21時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
イケ(プロフ) - 12で三日月出てる？ (2018年9月23日 22時) (レス) id: 85ff92ecab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤林檎 | 作成日時：2018年9月11日 23時
