本当の笑顔 (ページ6)

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4話ページ6

奈那と別れ、わたしも帰ろうとする...

？「あの！」

え？わたし？？

『はい...』

？「さっき、俺のボー...いや、西島隆弘のボールとったでしょ？」

え？っあ...このボールのことか。

『えぇ..なんですか？』

？「なんで君は笑わないの？」

え？なんで、そんなことこの人に...

『関係ない。あなたは誰？』

？「っあ～、んっとねぇ～ちょっときて！」

は？腕を引っ張られて、人気のない所へ。

『なんですか。』

隆「おれ、西島隆弘。さっきボールあげたんだけど...」

え？っあ..は？なんでこんなとこにいるの？

『いいんですか？わたしSNSでバラしたりするかもしれないんですよ？』

隆「君はそんなことしなさそうだから(*^^*)」

なんかむかつく...

隆「ねぇ、君はなんでライブ中に笑ってなかったの？」

そんなの勝手じゃん..

隆「君は俺らのファンじゃないの？」

ちがうし...

隆「なんで笑わないの？」

なんなの...

隆「ねぇ、答えてよ！」

『もういぃ...なんで、見ず知らずのあんたに答えなきゃいけないの！？あんたには分からない。こんなキラキラしたところに立てて、みんなに笑顔振りまけばキャーって言われて...わたしは！わたしは...』

ｷﾞｭｯ..

は...？え、なに？？

隆「ごめんね。」

なんなのよ...

隆「ごめん..」

謝んないでよ...

？「にっしー？？」

『はなし..て！！』ﾄﾞﾝｯ

私は突き飛ばしてしまった。
西島隆弘はコケてしまって...

隆「いった...」

腕抑えてる...もしかして...

隆「いって...捻ったかも」

うそ...どうしよう。

『治療費だします。私が悪いから.』

？「にっ...は！？ちょ、だれ！！ってか、どうしたの！？」

だれ...この人？っあ...あの歌ってた女の人...たしか、奈那が宇野ちゃんって...

『ごめんなさい。突き飛ばしてしまって..』

実「え！？ちょ、大丈夫！」

隆「俺が悪いからwマネージャー呼んでくれる？この子送っていってほしいから」

実「うん..」

宇野さん？がどこかに行って...

『ごめんなさい。』

やっぱり...私に関わると不幸になる、

隆「大丈夫。ね？だから、泣かないで..」

え、っあ...わたし泣いてる...

『これちがっ...』

隆「ごめんね。気にしないでね(*^^*)」

彼は私を責めることをしなかった。