57話やとよ。 ページ28
「何？ 」
ピンク髪の男子は、鬼道さんの発言を聞いて眉間に皺を寄せる。鬼道さんは構わず、そのまま言葉を続ける。
「いくら身体能力が優れていようと、やったことのない者がすぐに出来るほど、サッカーは甘くない。」
「ハッ。さっきの見ただろ、ちゃんと蹴り返したじゃねぇか。」
「一度だけ、な。」
「なっ……！ 」
うちは、鬼道さんの行動が理解出来ていた。なぜなら、今鬼道さんがやっていることは、うちの得意分野。
鬼道さんは、ピンク髪の男子を煽って、本気にさせている。
「よぉし、決めた。サッカーやってやるぜ！ 」
鬼道さんの思い通り、ノってきた。
＿＿＿＿ちなみにだけど、中学二年生がやることじゃないよ、それ。
「えーっと、名前は？ 」
円堂さんが、ピンク髪の男子に尋ねる。
「俺は、綱海条介だ！ 」
綱海さんの名前を聞いた時、あれだけ見覚えがあったのにも関わらず、聞き覚えはなかった。
やっぱりうちの勘違い、他人の空似だったのだろうか……
それから、練習が再開された。4対4の試合形式。綱海さんはというと、鬼道さんと同じチームに入っていた。
うちらはベンチで、その練習を見ていた。
「ねぇ、A。あのサーファーの人、どう思う？ 」
木暮がうちに問う。
「まぁ、典型的なスポーツ万能マンやろうな。」
「だよねぇ。サッカーも、軽く出来ちゃうんだろうなー。」
「せやな。サーフィンはめっちゃ体幹使うし、軸もブレなそうやな。」
うちが木暮と一緒に綱海さんの分析をしていると、土門さんが声をかけてきた。
「赤園。お前、ホントにエイリアの奴じゃないのかぁ？ 」
「土門さん……。何度も説明しますけど、記憶を消されてたんですって。」
「じゃあ、大阪でイプシロンと戦った後。デザームに引っ張られた時、なんで抵抗しなかった？ 」
「それは……。」
土門さんはまだ、うちのことを警戒しているんだろう、多分。
どうしたら、誤解をされずに話せるだろうか。勉強が出来ない頭で、考えろ。
「そう、ですね。正直あの時は、エイリア学園より何よりも、吹雪さんのことしか考えてなくて。」
「やっぱり吹雪さんなんだ！ 」
会話に、春奈が入ってきた。
「ややこしくなるから、春奈はちょっと黙っといてな。」
「えー……。」
「な？ 頼むわ。」
「分かったぁ。」
さて。上手く弁解をしますか。
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あるな｡@ゆー(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！ 合作ですか？ そういった事はした事がないので、詳しくお話頂けるとありがたいです！お手数ですが、私のこみゅーの方からメッセージを送って頂いても大丈夫ですか？お返事お待ちしております！ (2021年3月6日 22時) (
レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月6日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！ 最近のアニメは分からないですが、2年前までのアニメなら割と知っていると思います( ^^ ) (2021年3月6日 15時) (レス) id: 63cd72b832 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます！ホントですか´ω`* めっちゃ嬉しいです、頑張って更新しますね！！ (2021年2月23日 9時) (レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2016年10月25日 22時
