52話やってさ。 ページ23
「待って。それどういうこと？ 」
『半月ほど前に、奥様から伺っておりますよ。二ヵ月ほど吉良様のところでお世話になられるんですよね？ 奥様が、お嬢様の学校や習い事の予定を調整されていましたし。』
「待って待って。吉良様って誰やねん。」
吉良様に関して、うちは正直、全くもって記憶にない。
『吉良様にはお嬢様が赤園家に来られる前、お世話になっていますよ。お日さま園の運営をしていらっしゃる方ですね。お会いされたこと、ありますよね？ 』
それを聞いて思い出した。お日さま園に居たのは、もう6年以上も前のことだ。忘れていても、何もおかしくなかった。
「そうやな、ごめん。うち、家の方に伝わってないと思っとって。それなら安心したわ。ありがとう、サチさん。」
『いえいえ、とんでもないです。……お嬢様、大丈夫ですか？ 』
サチさんは、何かを察しているようだった。
何かがおかしいことを。
「……ごめん、サチさん。うちからの電話、無かったことにしといてほしい。」
『……かしこまりました。くれぐれも、無事でいてくださいね。』
「ありがとう。……個人的に連絡してもええか？ 家にじゃなくて、サチさんに。調べて欲しいことがあんねん。」
『お嬢様、スリルを満喫していらっしゃるようですね。』
サチさんの笑い声が、電話越しに聞こえた。
『私が中学生の頃は、もっと退屈でしたよ。』
「サチさん？ 」
『お嬢様、一度で覚えてください。090＿＿＿＿＿＿。』
サチさんが電話番号を口にした。Aは焦りながらも、記憶する。
『これが私の番号です。何かあれば……何もなくても、ご連絡くださいませ。』
「サチさん、ありがとう。じゃあ、今日はこれで。」
『はい、お気をつけて。無理はなさらないで。』
「……ありがとう。」
うちは、電話を切った。
吉良様。
そして、お日さま園。
お日さま園のみんなに何が起こっているのかは、分からない。
バカだから、難しいことは分からないし、理解も出来ていない。
でも、絶対に止めないといけない何かが、お日さま園に＿＿＿＿いや、エイリア学園にある。
「うちに、止めれるんか……？ あんなでかいもんを。」
「さぁ、やるぞ！ やる気さえあれば、そこがフィールドだ！ 」
浜辺から、円堂さんの声がした。
あぁ。大丈夫だ。
うちは決して、ひとりじゃない。
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あるな｡@ゆー(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！ 合作ですか？ そういった事はした事がないので、詳しくお話頂けるとありがたいです！お手数ですが、私のこみゅーの方からメッセージを送って頂いても大丈夫ですか？お返事お待ちしております！ (2021年3月6日 22時) (
レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月6日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！ 最近のアニメは分からないですが、2年前までのアニメなら割と知っていると思います( ^^ ) (2021年3月6日 15時) (レス) id: 63cd72b832 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます！ホントですか´ω`* めっちゃ嬉しいです、頑張って更新しますね！！ (2021年2月23日 9時) (レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2016年10月25日 22時
