31話や。 ページ2
グラウンドでは、みんなが後半に備えていた。鬼道の視線が少し痛いが、気にしないでおこう。
少しして、吹雪が帰ってきた。いつになく鋭い目つきをしていた。
纏う空気が重々しく、誰も近づこうとしなかった。あの円堂さんでさえ。
そして、運命の後半戦が始まった。
とは言うが、うちはベンチで控えている。
「吹雪……大丈夫かいな。」
「吹雪さんと仲いいんだね！ 」
「は？ 」
青い髪に、赤いメガネを掛けた女の子が話しかけてきた。確か雷門のマネージャー、音無春奈だ。
「あ、ごめんなさい。私は音無春奈です、雷門のマネージャーやってるの！ 」
「いや、知っとるけど……うちと吹雪のどこが、仲ええって？ 」
「だって、吹雪さんといつも一緒にいるじゃない？ お兄ちゃんとかキャプテンともよくいるけど、吹雪さんが一番多いなーって。」
「はぁ。」
音無と話していると、もう1人話しかけてきた。
「赤園さん、だよね？ 」
「え？ 」
黒髪の女の子。こっちも雷門のマネージャー、木野秋だ。
「私のことも知ってるのよね。赤園さん、なんで後半は出なくていいって監督に言ったの？ 」
そう、うちが試合に出ていないのは、うち自身が断ったから。
吹雪の様子を見つつ、タイミングを見て交代してもらおうと思ってはいるのだが。
「ちょっとな。別に何でもええやろ？ 」
聴覚をシャットアウトして、吹雪の方を見る。さっきから、アツヤとの入れ替わりが激しい気がする。
そう気づいたと同時に、監督の方へ足を進めていた。
「監督、うちに吹雪を止めさせて。」
「……何か知っているのね。」
「憶測やけど。でも、止めなヤバいと思う。」
「そう。……分かったわ、ゾノ。」
「ゾノ、って……やっぱり、吉良ね＿＿＿＿」
「今はそんな話をしている場合じゃないわ、早く準備しなさい。」
今までうちが抱いていた疑問が、少しだが確信に変わった。
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あるな｡@ゆー(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！ 合作ですか？ そういった事はした事がないので、詳しくお話頂けるとありがたいです！お手数ですが、私のこみゅーの方からメッセージを送って頂いても大丈夫ですか？お返事お待ちしております！ (2021年3月6日 22時) (
レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？ (2021年3月6日 16時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！ 最近のアニメは分からないですが、2年前までのアニメなら割と知っていると思います( ^^ ) (2021年3月6日 15時) (レス) id: 63cd72b832 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月6日 13時) (レス) id: e8a27bc902 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 小桜さん» コメントありがとうございます！ホントですか´ω`* めっちゃ嬉しいです、頑張って更新しますね！！ (2021年2月23日 9時) (レス) id: 1faeff3610 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2016年10月25日 22時
