支配XX�� ページ31
おっさんの依頼内容は、こうだ。
おっさんには一人娘の『ミオ』という子供がいる。
最近ミオの様子がおかしく、時々「あたしのからだ、かえして」と呟くという。そこで霊とか相談所に、相談をしてきたというのだ。
「なるほど･･････それは、何か霊がとり憑いている可能性がありますね。お嬢さんは今どちらに？」
霊幻がおっさんに聞き、おっさんは時計を確認しながら答えた。
「今だと部活をやっている時間ですね、あと1時間くらいで帰ると思うんですが･･････」
「それでは、お嬢さんの事をもう少し詳しく聞いてもよろしいですか？」
「はい、もちろん。」
霊幻が、俺の方をちらりと見た。話ちゃんと聞いとけよ、という合図なんだろう。
除霊とか全部押し付けるつもりなんだろうな。
「まず、お嬢さんの様子がおかしいと感じるようになったのは何日ほど前ですか？」
「そうですね･･････だいたい1週間前でしょうか。ボーッとしだしたと思ったら、いきなり立ち上がっては座ってを繰り返していました。」
「なるほど、それは常に起こっているんでしょうか。」
「いや。いつも、午後10時を超えた辺りからでしょうか。娘の部屋にはテレビがないので、リビングでテレビを見るんです。ちょうど秦田さんが座っている位置ですね。」
おっさんは霊幻に、俺の方を指し示した。
「ほう。確かに何か悪い感じがしますね。」
霊幻は当たり前のように嘘をつく。俺は別に何も感じない。
「やはりそうですか。実は昨日、最近の中で1番おかしなことが起こったんです。」
「ほう。それはどんな？ 」
「実は、『私はベルフェゴール。女は要らぬ。必要ない。』と言って倒れてしまったんです。」
「ベルフェゴール？ 」
その名を聞いて、俺はつい口に出してしまった。
「何か知ってるのか？ 」
霊幻が俺にたずねる。
「知ってるって言うか……まぁ単純に、七つの大罪ですよね。」
ベルフェゴール。七つの大罪のひとつ、怠惰の悪魔といわれている。
「悪魔に憑かれたんですかね。」
「あ、悪魔!? 」
「そうです。怠惰の悪魔、ベルフェゴール。娘さんが厨二病じゃないなら、憑かれちゃったんでしょうね。」
「こ、こら秦田！ 」
厨二病という単語を出した途端、霊幻に怒られた。
続く
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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっちゃ面白いです！！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: 50d9b31992 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - のーまさん» ありがとうございます！ 応援ほんと嬉しいです、これからも頑張ります！ (2016年11月3日 9時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
のーま - 爪本部大好きなので嬉しいです…！応援してます！！ (2016年11月2日 15時) (レス) id: 6b0f5ffe7d (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - さっちゃんさん» まさかのです、だいぶ昔ですが！はい！ (2016年10月30日 0時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» ありがとうございます！ そう言ってもらえると嬉しいです、更新頑張ります！！ (2016年10月30日 0時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2016年9月21日 2時
