支配�� ページ12
公園に着いたときに花沢を見たが、何かを悟った顔をしていた。
「秦田、やっぱり君は･･････」
「余計なこと言ってんなよな、舌噛むぞ。」
「瞬間移動って舌噛まな＿＿＿＿」
花沢の口から瞬間移動という言葉が出た直後に、学校の正門まで瞬間移動した。
「舌、噛むんだ。痛い。」
「だから余計なこと言うなって言っただろ。俺の瞬間移動、万能じゃないんでね。まあ門まで来たんだし、許せよダーリン。」
「･･････ハニーの素敵なウインクに免じて許すよ。じゃあ、行こうか。」
それに実は僕、今校内にいるって事になってるんだよね、と言って、花沢は先ほどからワイワイガヤガヤしている方へ歩き出した。
そしてその中で他校生であろうやたらムキムキな男に、カバンを投げつけた。
「ゴリラが迷い込んだのか？ ･･････躾が必要かい？」
「テルさん！」
「『暴力装置』って言葉を知っているかい。」
花沢は裏番の名に恥じないような振る舞いで、相手を圧倒しにかかる。
「そこに転がっているガラクタ達は、僕の学園生活における、権威の象徴でもあるんだ。ま、さして大事という訳でもないけれど、それを壊した君たちは、大なり小なり僕の顔に泥を塗った事になる。」
長々と語った花沢に近づいて、3歩後ろあたりに立つ。女って、そーいうもんだろ？
「お前も不良生徒か。」
花沢にカバンをぶつけられた大きい人が、花沢に向かって言う。
それを聞いた黒酢中番長が、誇らしげに叫んだ。
「ははは！ その御方は我が黒酢中の裏番長!! 花沢輝気さんだ!! 後ろのやつは知らんが、テルさん!!! コイツら調子こいてるんでやっちゃってください！」
「枝野番長･･･」
花沢はさっきの発言が癪に障ったのか、怪訝そうな顔をして番長のことを見た。
「今日をもってキミは番長を降りろ。レベルが低すぎる。」
「は？ ちょっと待ってくださ･･････ぐほッ!!」
すると俺の目の前から一瞬で番長のところまで念動力で移動し、お腹に念動力が篭った1発を入れた。
「僕の沽券にも関わるんだよ。それに、ハニーのことも知らないと来た。キミが番長である意味は、何も無い。」
そう言って花沢が残していった番長を、俺が瞬間移動して介抱する。
「大丈夫？ あ、大丈夫そうだな。よっしゃ置いとこ。」
「えっ、助けてくれんじゃ＿＿」
「俺はダーリンとこ行くのに忙しいんだよ。じゃ、がんばー。」
俺も番長をその場に残して、花沢のところに瞬間移動した。
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Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっちゃ面白いです！！ (2019年2月5日 22時) (
レス) id: 50d9b31992 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - のーまさん» ありがとうございます！ 応援ほんと嬉しいです、これからも頑張ります！ (2016年11月3日 9時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
のーま - 爪本部大好きなので嬉しいです…！応援してます！！ (2016年11月2日 15時) (レス) id: 6b0f5ffe7d (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - さっちゃんさん» まさかのです、だいぶ昔ですが！はい！ (2016年10月30日 0時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 黒乃栖+眞姫那@虚飾.og66661akasim.liarさん» ありがとうございます！ そう言ってもらえると嬉しいです、更新頑張ります！！ (2016年10月30日 0時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2016年9月21日 2時
