1話､チェス？ ページ3
「なんでチェス？ 自分ボードゲーム系得意じゃないんだけど。･･････まあ苦手ってわけでもないし、せっかくの挑戦者をほっておくってわけにも、いかないよね。」
まずはスタートボタンを押してみる。Aが先行だったので、d2ポーンをd4へ動かし、ゲームが始まった。
それからどれほど時間が経ったのだろう。時計が記す時間は2時。パソコンの画面には『YOU ARE LOSER.』という文字が、チカチカと光っている。
「負けた･･････か、惜しかったな。結構いい線いってたと思ったんだけど、残念。ま、自分はまだまだだったってことだよね。あっ、今回の負けた原因、ノートに書いとかないと。」
Aは、ベッドの上に無造作に置かれているノートのうち一冊を手に取り、新しいページを開いた。そのノートには、今までのゲームでの勝敗や敗因、その時の相手の癖、パターンや戦略が、事細かに書き記されていた。
シャーペンを持ち、ノートに書き記そうとしたその時。今度はポンポーンという音がなった。その音の正体は、リアル用のスマホからだった。
「またメール？ 今日は多いな･･････」
確認すると、どこかで見たアドレスだった。もしやと思い、デスクトップパソコンに来たさっきの妙なメールのアドレスを見る。
アドレスは、一句違わず同じだった。
「なんでスマホの方にメールが来るんだろ。」
不思議に思ったAだったが、好奇心には勝てず、そのメールを開いた。
「えーっと、『惜しかったね。でもこの調子だと、あと3回くらい対戦すれば勝てるんじゃないかな。そこでだ。僕ともう一回、勝負といかないかい？』って、もう一回できるの？ ･･････もちろんやる！」
メールをスクロールしたら、先ほどのメールと同じリンクが貼ってあった。ウイルスセキュリティソフトを立ち上げながら、今度は何のためらいもなくリンクをクリックした。
「よし、今度こそ絶対勝つ!!」
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あるな｡@ゆー(プロフ) - うららkさん» アドバイスないのですか…でも見に来て頂きありがとうございます！更新スピード問題ですよね。頑張ります！！ (2017年2月19日 20時) (
レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - しまった！すごかくではなくて、すごくです。間違えてすみませんm(_ _)m (2017年2月19日 12時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
うららk - アドバイスがないくらいすごかく面白かったです！続きが早く見たいな（＾ω＾） (2017年2月19日 12時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 緋月さん» コメントありがとうございます、更新遅くてすいません…頑張ります！ (2016年12月10日 22時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
緋月 - すごく面白かったです！続き楽しみにしています｡ (2016年12月10日 14時) (レス) id: ecad0cdae0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2015年7月15日 1時
