16話､異世界、かぁ ページ18
「スマホにDSP、タブPC、バッテリーにソーラーチャージャー、ケーブルっと･･････」
「これ、だけ･･････？」
「ま、あの状況でよくこれだけ残ってたって言うべきだろうな」
空さんと白さんが、荷物の確認をする。その横にAのリュックを置いて、椅子に座った。
白さんがスマホを持ちながらウロウロしている。
「電波･･････きて、ない･･････。」
「そりゃそーだ、まさにファンタジーって世界だもんな。」
「でも･･････にょき、さっ、き･･････電波･･････きて、た。」
「あ、確かに。なあA、今電波って入ってるか？」
「え？ ああ、ちょっと待ってください。」
いそいそとスマホやガラケーを出し、画面を見る。そこには『圏外』という文字が光っていた。
「圏外ですね、はい。どっちも電波入ってません。」
「なんだよ･･････そうか、やっぱ異世界だな。」
「ですね。」
そう納得すると、空さんは窓から外を見上げる。
「にしても･･････あんなイカサマ、チートにもほどがあるだろ。」
そう言われ少しドキッとしたが、Aのことではなくどうやらさっき見たフードを被った女の人のことを言っているらしかった。まあ、確かにエルフと魔法でゲームとかチートではあるけど。
白さんが空さんのいるベットに足をかけ、問うた。
「にぃ･･････あれ、に･･････勝、てる？」
問われた空さんの表情は見えなかったが、白さんは何かを察したらしい。
「愚問･･････だ、った･･････。」
そう言いながらベットに横たわった。
「なあ白。異世界漂流者の主人公達って、ここから元の世界に戻ろうと頑張るんだよな。」
しみじみと、まだ外を眺めながら言う空さんは、切実な疑問で問い返した。
「なんであんな世界に戻ろうとしたんだ？」
この中の誰しもが思っていたであろう疑問を。
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あるな｡@ゆー(プロフ) - うららkさん» アドバイスないのですか…でも見に来て頂きありがとうございます！更新スピード問題ですよね。頑張ります！！ (2017年2月19日 20時) (
レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - しまった！すごかくではなくて、すごくです。間違えてすみませんm(_ _)m (2017年2月19日 12時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
うららk - アドバイスがないくらいすごかく面白かったです！続きが早く見たいな（＾ω＾） (2017年2月19日 12時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 緋月さん» コメントありがとうございます、更新遅くてすいません…頑張ります！ (2016年12月10日 22時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
緋月 - すごく面白かったです！続き楽しみにしています｡ (2016年12月10日 14時) (レス) id: ecad0cdae0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2015年7月15日 1時
