11話､イカれたゲームを始ましょう。 ページ13
そんな思考を2秒足らずでやってのけた自身も十分イカれているのだが、それには気付かずお姉さんと空さんの会話に意識を向ける。
「はぁ？ いくらあると思ってんの、互いが対等と判断したものを賭けないとゲームは成立しないのよ!?」
そう返したお姉さんに、空さんが間髪入れずにこう答えた。それと同時に白さんが空さんの元に向かう。
「盟約その3、だったか？ そうだな･･････俺ら2人を好きにしていいってのはどうだ？ 売ろうが捨てようが構わない。ついでに柱んとこに立ってる、超絶美少女も付けといてやるよ？」
超絶美少女と皮肉られたことと、勝手に勝負の賭けのチップにされたのは少し癪だった。だが空気を読んで空さんの左手の方に歩み寄り、白さん同様真横に立つ。
そのチップに驚いたお姉さんが目を見開く。
「本気･･････？」
そう問うたお姉さんに、白さんが断言する。
「･･････本気」
「なっ･･････！」
「ゲームはポーカー一回勝負。どうする？ ＿＿＿＿止めるなら今のうちだぜぇ？」
さっき以上に驚くお姉さんを構うことなく、空さんが挑発をする。それにノッてきたお姉さんが自分たちを睨みながら、トランプを横目で見る。
「よそもんが、いきがるんじゃないよ。やってやろうじゃないの。」
そうして左手を挙げるお姉さんに、空さんが『ストップをかけ』流れをぶった切る。
「あーちょっと待ってくれ、確認だ。『ゲームをするのはアンタとコイツ』って事で、OK？」
コイツと言った時にAの方を指さした。ホントにやらされるんだ･･････。
「何、あんたがやると思ってたんだけど、ハズレた？」
「そう、ハズレだ。『俺が出るまでもねぇ』ってことよ。」
そんな挑発にあからさまに気を悪くしたお姉さんは、さっさとゲームを終わらせようとAたちを急かすように左手を挙げた。
「フッ、まあいいわ。盟約に誓って＿＿」
それに応えるように『空さんが』右手を挙げた。
「盟約に誓って＿＿」
『アッシェンテ(盟約に誓って)！』
そのコールとともに、オール・オア・ナッシングのゲームが始まった。
Aがロイヤルストレートフラッシュで勝たなければ『Aの』今後がどうなるか分からない、本当の意味でオール・オア・ナッシングのゲームが＿＿＿＿。
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あるな｡@ゆー(プロフ) - うららkさん» アドバイスないのですか…でも見に来て頂きありがとうございます！更新スピード問題ですよね。頑張ります！！ (2017年2月19日 20時) (
レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - しまった！すごかくではなくて、すごくです。間違えてすみませんm(_ _)m (2017年2月19日 12時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
うららk - アドバイスがないくらいすごかく面白かったです！続きが早く見たいな（＾ω＾） (2017年2月19日 12時) (レス) id: c357f5467c (このIDを非表示/違反報告)
あるな｡@ゆー(プロフ) - 緋月さん» コメントありがとうございます、更新遅くてすいません…頑張ります！ (2016年12月10日 22時) (レス) id: b2aa7facf7 (このIDを非表示/違反報告)
緋月 - すごく面白かったです！続き楽しみにしています｡ (2016年12月10日 14時) (レス) id: ecad0cdae0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるな｡ | 作成日時：2015年7月15日 1時
