HERO LOVE STORY【爆豪勝己】 (ページ5)

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３話。ページ5

Aside

男の家に着いていくと、男は僕に服やタオルを渡した

『？』

「その汚れをまず風呂で落としてこい、手当はそれからだ」

『…』

僕は頷きシャワーで傷や汚れを洗う

髪や顔、体をしっかり洗うと汚れた水が排水溝に流れていくのが分かった

風呂から出て、あの人が貸してくれたタオルで体や髪を拭いたあとは、服を着て脱衣場を出た

「出たか、手当するからここ座れ」

あの男か座っていたソファの隣をポンポンと叩かれ、僕はそこに座る

僕が大きい傷から見せていくと、男は丁寧に消毒をしていった

大体の消毒が終わり、男は僕の髪の毛をサラリと指で救う

「髪、邪魔じゃねぇか？」

『…まぁ』

そういえば、髪はもう、しばらく切っていない
髪は伸びにくいタイプだが、しばらく切らないとなると長くなる

前髪も目が隠れるくらいだ

後ろもかなり長い

「切ってやる」

この男は散髪もできるのかと関心しながら、軽く頷いた