HERO LOVE STORY【爆豪勝己】 (ページ4)

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２話。ページ4

Aside

事務所らしき所に連れてこられた僕を見るなり、周りの人達は顔色を変える

皆は僕を警察に連れていこうとするが、僕は警察は大っ嫌いだ

僕が怒鳴り手を叩き、断り続ける

すると隣にいた偉そうな男が、病院に連れていくと言い、僕は顔が青ざめていくのが分かった

僕は咄嗟に走り出して、此処を飛び出した

どこへ行こう、取り敢えず人目の少ないところに！俺は道が狭く入り組んだ場所に逃げ込んだ

行く宛てのない僕は、路地に腰を下ろした

…

暫くするとあの時ぶつかった男が僕の目の前に現れる

どうしよ、連れてかれる！

「まずは落ち着け、警察にも病院にもつれていかねぇ」

『嘘をつくな！』

「嘘じゃねぇよ、その代わりに俺の家に来い」

は？この人は何を言っているんだ、なんであったばかりで信用のできない人間の家に行かなきゃいけないんだ

『意味わからないし』

「その怪我じゃ、早めに手当しないといけない…それと、行く宛てねぇんだろ？｣

『…』

何も言い返せる言葉が無く、僕は俯く

「安心しろ、さっきのヤツらには俺の家に連れていくと言ってある

…着いて来るかはお前が選べばいい」

…警察や病院に連れていかれるよりは全然マシだ

僕は着いていくことを決めた