電話。 ページ34
ハニと色んな話がしたいのに
話してるのは私だけで、
「はに、やっぱり私のこと嫌い？」
自分が男だったらこんな女嫌だよ、
「今日のAはなんでそんなんなの？」
頭を抱えたようにそういったハニ
あ、ついに嫌われてしまったかも。
「調子狂うわまじで…」
ちょうし、くるう、？
「A、なんかあった？」
なんかあった？って、なんもないよ。
ただ、
ただ
「ハニ、ハンバーガー食べない？」
言えないよ、言えるわけない。
私がこんな惨めな女だなんて言えるわけない。
血の繋がった双子の兄の彼女が家に来て
ヤキモチやいてるなんて、嫌だ嫌だ
こんな感情早くなくなっちゃえ
「はあ？まだ食べるのお前！」
ごめんね、ハニ。
私の要らない感情のせいで振り回してる。
それも全てジスが家に彼女なんか
連れてくるから。
私への当てつけかのように
あーんな美人な彼女見せつけてくるから、
友達がいない私に、俺は友達も彼女もいるんだよって自慢してくるから、
私だって、友達いるもん、
ハニがいるもん
「…もしもし、」
とか思いながらもジスからの電話を拒否ったのは初めてで申し訳なさと罪悪感で通話ボタンを押した。
「…もしもし、」
ハニは私が残したポテトを携帯触りながら
ちびちびた食べてる。
「A？どこ？」
うううジスの声だ。
「友達と一緒ファミレスにいる」
ジスの周りはシンとしていて、
彼女、帰ったのかな。
「そっかぁ。心配させないでよ。
下行ったらクーラーも扇風機もテレビもつけっ放しで、Aだけいないんだから」
怒ってるけど優しい声。
「だって、ジスがぁ」
ジスが、
「僕がなに？」
…、だめだ。ハニが、見てる。
「あの人は、帰ったの？」
「うん、さっき帰ったよ」
そっか、よかった。
「まだこんな時間なのに？彼女かわいそー」
嘘だよ、嬉しいよ、
「そうだね、でもそれじゃあAが
帰ってこないでしょ？」
ううううう、
分かり切ってるじゃん、私の気持ち
「早く帰って来て」
ずるいよ、ジスってば。
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りさ - このお話やばいです。ほんとに。もうドキドキ半端ないし、続きが読みたくて夜も眠れないです笑笑。更新頑張ってください！ (2019年7月31日 1時) (
レス) id: 2327218ebe (このIDを非表示/違反報告)
すーさん(プロフ) - 凄く好き、本当に、 (2018年6月14日 19時) (レス) id: 387114ba65 (このIDを非表示/違反報告)
しし氏(プロフ) - るうさん» るうさんはじめまして！ありがとうございます！私も心臓痛いです（笑）（笑）これからも何卒よろしくお願いします！ (2018年4月2日 2時) (レス) id: 133883db89 (このIDを非表示/違反報告)
しし氏(プロフ) - ヤクさん» ありがとうございます！ (2018年4月2日 2時) (レス) id: 133883db89 (このIDを非表示/違反報告)
しし氏(プロフ) - るっちさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年4月2日 2時) (レス) id: 133883db89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しし氏 | 作成日時：2017年6月3日 0時
