ナナは死んだよ (ページ5)

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転校して2週間ちょっと経った。

だけど色々な手続きやクラスの環境に早く慣れたくてあたふたしていたら2週間なんてあっという間で

まだ私はこの学校の教室の場所とかがさっぱり分からない。

でも図書館だけはこの学校で唯一のお気に入り

いつものようにハヨンは塾があると言って先に帰ってしまったので最近のマイブームである図書館に行く。

この学校の図書館はそれはもう古びていて古本の匂いが少し鼻を刺すが本が好きな私にはそれが心地よかった

この学校の生徒は塾に行き過ぎだよ､､､図書館なんて人1人いないし、、、

だけどラッキーだ、私はひとりが好きな方だしそれに本を読むのが好き

オマケに放課後の夕暮れ時図書館の席に1つだけ、夕日に照らされて少し暖かくなっている席がある。

その席がこの図書館の最大の魅力で今日もそこで昨日のよみかけていた本を読むことにしている。

だけど今日は先客がいるみたい。

あ、、、、、この人、、、、

背筋を伸ばしてもう時期沈むであろう夕日に極端すぎるほど整っている顔を照らされた彼_____

『ナナちゃん､､､?』

その瞬間、息を飲むほど綺麗な顔立ちをした彼に吸い込まれるような瞳を向けられ思わず息を飲んだ。