ナナは死んだよ (ページ13)

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「A～、そっちボール行った！パス！パス！」

「今今今！シュート！」

8月の終わり、と言っても冬なんてまだ遠い日差しが私を差す

元々外にいるのは苦手であまり出かけないから体育のたった1時間くらいで私なんてすぐにクタクタになる

それなのに今日は2時間連続、ああ、雨降って～、、、

それから少しして私は限界が来たみたいであまりの暑さにしゃがみこんでしまった

「ちょっと、A大丈夫？熱中症?保健室いっておいで」

ハヨンがすぐに気づいてくれて私は保健室へ向かった。

『失礼します』

何とか辿りついた保健室は本当に天国だった

＜ごめんな、今から会議だから先生少し保健室にいないんだよ＞

＜体調良くなったら勝手に戻ってて大丈夫だからねお大事に＞

本当はもうとっくに体調は良くなったけどここの冷房が私を離さないからもう少し涼しい部屋でみんなが球技してるところを見ることにした

「テイリヒョーン!!ばんそーこー、、、、って」

「Aちゃん？」

げ、同じクラスのイ・ドンヒョク

彼は陽キャ中の陽キャでいつもクラスでみんなから囲まれる存在

そんな彼にサボられてるところを見られた、、

『ていうか、、その傷』

HC「体育で思っきしコケちゃって笑」

『こっちきてまずは汚れ落とさなきゃ』

イドンヒョクは驚いた顔をしていたけどあまりにも酷い傷だから