ナナは死んだよ (ページ1)

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高校1年生の夏いや、もう夏は終わるかな

＜夏休み終わんの早すぎるって＞

＜ねえ、課題終わってる？今日提出だっけ＞

夏休みが終わって新学期が始まってすぐ

『ソウルから来ました。キムAです。よろしく』

＜ソウルって、、都会っ子って訳か＞

＜でもなんで今の時期に転校を？＞

憂鬱だ。両親の離婚で母について行った私は母の地元、私の生まれたこの田舎町に越してきたのだ。

よって今日が私の転校初日。

「A！？AってイA！？」

私の昔の苗字を驚いて大きな声を出して立ち上がった子

『あ〜うん、元は、、、』

何この子、気まずいこと言わないでよね。ほら、みんな察した顔してる

「私！！覚えてない！？イムハヨン！！小さい頃よく遊んだよ！！」

＜ハヨン、、、いいから座りなさい。後でゆっくり2人で話してくれ＞

HY「はーい、、、」

落ち込んだ表情をするその子はまたすぐに私の方を向いて目を輝かせている。

それにしても先生ナイス。このままだと気まずくて死にそうだったよ、、、でもこの子は覚えてる。ハヨン。私と幼稚園が同じでよく遊んだ記憶がある。すごく元気な子だ。

＜さあ、Aの席はあそこだから、席に着いていいよ＞

やった、窓際の1番後ろ