BLACK SCHOOL-ブラック・スクール- (ページ9)

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1年　3学期末テストページ9

この時期がやってきた

2年への進級がかかっているテスト

ミサキ「〇〇、ノート貸して」

私「写真撮るだけなら。私もテスト勉強で使うし」

女「私も見せてー」

男「俺もー」

テスト前になるとみんなこぞって私のところへやってくる

私「あっ！」

目黒「…」

めめくんは私のノートを奪った

私「ちょっと！まだ写真撮れてない子もいるんだから」

目黒「ノート書いてないのなんて、授業中に寝てるアイツらの自己責任だろ？どーせ、ノート写すのに必死でテスト勉強なんてできないと思うけど」

男「そーいう目黒だって、いっつも欠点じゃん」

目黒「いや、今回は本気出すわ」

ミサキ「それ、何回目よ」

目黒「〇〇、今週なんか予定入ってる？」

私「特に。テスト前だし」

目黒「じゃあ、これあげる」

と言い、何かを渡して教室から出ていった

渡してきたのはキットカットだった

ちょうど2月の受験シーズンだから、キットカットの裏にメモが書けるやつだった

ひらがなで「らいん」って書いてあった

ミサキ「なんて書いてんの？」

私「らいん」

ちょっと意味わかんないなと思い、トイレでこっそりスマホ見たらめめくんから数件のLINEがきていた

なんだ、LINE見てってことか！

目黒:さっき、みんな居たから言えなかった

目黒:テスト前の1週間、勉強を教えてほしい

目黒:〇〇が嫌じゃなければ、できたらマンツーマンで

目黒:その期間、お昼ごはんの食堂代を奢ります

なるほど！

私:いいよ。放課後、さらにデザートつけてくれたら。

と、送ったら

すぐに

うさぎのオッケーのスタンプがきた

教室に戻るとめめくんも戻っていた

目黒「じゃあ、今日からよろしく」

と言い、頭をポンポンされた

な、なによー

ミサキちゃんは、なんかニヤニヤしてるし