BLACK SCHOOL-ブラック・スクール- (ページ8)

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めめくんに連れてこられたのは、階段の踊り場

目黒「〇〇さ、人が良すぎるんだよ」

私「え？」

目黒「大橋の分まで店番して、打ち上げだって参加人数が少ないからって行こうとするし。嫌なら断ればいいじゃん」

私「呼び出しって、私のこと説教するためだったの？」

目黒「違う」

私「だったら何？めめくんだって！目黒「本当は！」

目黒「本当は…店番が終わったら一緒にまわりたかった」

私「私と？」

目黒「〇〇以外、誰がいんのよ。だけど、ずっと店番してるし、樹くんとせっかく再開したし俺が入る隙がないっていうか。2人の時間を大切にして欲しいって思ったから。なのにあの阿部ってやつ？俺の会話を遮ってくるし。阿部くんも〇〇の元カレ？」

私「ナイナイ。確かに小学校の時は好きだったけど」

目黒「阿部くん、絶対〇〇の事、好きだわ」

私「なんでそんな事、分かんの？」

目黒「男の勘」

めめくんってめっちゃ勘が鋭いだよなぁ

私「まさか。だって阿部くん中学の時、彼女いたし」

目黒「よし！この後ラーメン行こ！」

私「え？」

目黒「2人だけでお疲れ様会。いいでしょ？」

私「奢ってくれるなら」

目黒「〇〇の小学校・中学校時代の話を教えてくれるなら」

私「いいけど。私そんな華やかな学生時代を過ごしたわけじゃないからね」

この後、軽く2時間ぐらいラーメン屋で話しましたとさ。