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カウントダウン ページ44
今日は大晦日
つまり寺西くんの誕生日
私「お誕生日おめでとう」
寺西「ありがとう」
そして時刻は23:55を過ぎた頃
私「もうすぐだね」
寺西「俺、1月1日になったら〇〇ちゃんとは友達に戻りたいんだ」
私「え？なんで？」
寺西「ごめん、自分勝手で」
だんだん時計の針が0時に近づいていく
寺西「俺、受験まだ終わってないから…
ラストパート、受験に集中したくて…
あんまり一緒に過ごせなくなるなって思って…
嫌いになったわけじゃないから…
だから、友達として応援してほしい」
30.29.…
20.19.18.…
沈黙が続き時計の針の音だけが聞こえ
残り15秒を切ったところで
寺西「ごめん、大好き」
といい
お互い泣きながらどちらからともなくキスをした
私「絶対、合格するんだよ、テラ！」
寺西「うん！って今、テラって言った？」
私「言った。だって友達でしょ？」
寺西「ありがとう」
私「今まで通り、普通に接してよね」
寺西「それはどうかな笑」
私「なんでよぉ笑」
寺西side
本当は別れたくなかった
でもどこかタイミングよく別れないと
目黒が決めた高校生活1年をはるかに延長しそうなくらい、
どんどん好きになっていきそうだったから
勘のいい〇〇ちゃんだが、よく今まで
目黒のノートをバレずに済んだなと思う
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作者名：彩華 | 作成日時：2022年1月24日 10時
