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え？めめくんが？
ミサキ「本当は、目黒から告白させたかったんだけど、あまりにも〇〇が鈍感だから」
私「ごめん…」
ミサキ「本当は目黒の気持ちに気づいてるでしょ？」
私「気づいてた。けど、怖くて…」
なぜだろ、涙が止まらない
ミサキ「泣くなって」
姉御肌のミサキちゃんは、最初は一軍女子で目立った印象だったけど、自然とついて行きたくなるそんな存在なんだって改めて知った
ミサキ「目黒とはもう、ただの友達ではないくらいの関係性でしょ」
私「！」
ミサキ「女の子はヤルと顔つきが変わるのよ」
私「な、」
ミサキ「もうさ、身体との相性も良いってことなんだから、そろそろ流石にOK出してあげなよ」
私「今までもね…」
ミサキ「うん」
私「私、めめくんの彼女なんじゃないかな？って勘違いしそうな時もあったし、話し流れ的にこのまま告白されるんじゃないかなって思ったことがあったんだけどね…」
ミサキ「うん」
私「だけど、気づかないふりをしたりしてたんだよね」
ミサキ「なんで！もったいない！」
私「大切な人がまた何処かへ行きそうと思って」
ミサキ「大切な人って？」
私「今日、会った康二くんの話なんだけどね。小中学校の同級生で小学校の時は6年間同じクラスでいつも私のそばにいてくれた大切な友達なの。だけど中3の春休みの高校に上がる前に、私に黙って大阪へ引っ越すことになって…」
ミサキ「そっか」
私「もう1人いて…元カレの樹くん」
ミサキ「知ってる、超有名人じゃん！今、アメリカにいるんでしょ？」
私「そう。お互い嫌いになったとか、喧嘩別れとかじゃないんだけど…」
ミサキ「うん」
私「仲良くなればなるほど、わかれた後に失うものって大きいからそれが怖くて」
ミサキ「大丈夫だよ。絶対、目黒なら！いつまでも康二くんと樹くんのこと引きずってる場合じゃないでしょ？」
私「そうだね」
ミサキ「あ！今度、⚫︎▲神社で秋祭りあるんだ！早速、目黒、誘ってみなよ！一歩踏み出してみなよ！」
私「ありがとう、そうしてみる」
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作者名：彩華 | 作成日時：2022年1月24日 10時
