・ ページ20
〜目黒said〜
寝室に来てベッドに入るものの寝れん！
若干、熱が上がってきてる気がするけどお風呂上がりだからってことにしとこう。
目を瞑ったら寝れるだろ…
と、次に目を開けたらまだ1時間しか経っていなかった
〇〇は？まだ勉強してんのかな？
様子見に行こうと起き上がるが、頭がズキズキしてフラフラする
しんど…
そういえば頭痛薬も飲んでいないし、氷枕とか冷えピタも無しだもんな…
そもそも無いし…
〇〇にお願いして買いに行ってもらおかな
ちらっとリビングを覗くとメガネをかけて勉強している〇〇
ヘッドホンをしていて、俺の存在には気づいてなさそう
目黒「〇〇…」
〇〇「…」
どんだけ爆音で音楽聴いてんだよ…笑
目黒「〇〇…」
やっぱり無反応
こうなったら後ろからヘッドホン外すしかないな
そっと耳に手を伸ばしヘッドホンを外して首にかけてあげた
〜
急に音楽が聞こえなくなり、耳にかぶさっていた温もりが消えた
その瞬間、首と肩に重さを感じた
振り返るとめめくん
本日2回目のハグ
少し掠れた声で
目黒「何回も呼んだんだけど…」
と。
私「ごめん。気づかなかった」
目黒「じゃあ、雷鳴ってたのも？」
私「雷？」
椅子から立ち上がって窓を見ようとするもぎゅっとされたまま
私「一瞬だけ離してもらってもいい？」
目黒「一瞬だけね」
椅子から立ち上がる時だけ離してもらい、またすぐにバックハグされた
窓を見ると雨がますます強くなっているのがわかる
そしてめめくんにすっぽり埋まる私が鏡みたいにうつっている
離して欲しいけど離して欲しくない
なんだか安心する
ゆったりと流れる時間が心地よい
私「どうしたの？」
目黒「お願いがあるんだけど…やっぱり、やめた」
私「私じゃダメなこと？」
目黒「ダメじゃないけど、できる？」
私「？」
目黒「頭痛薬と氷枕か冷えピタ買ってきて欲しかったんだけど、この雨だからやめた」
私「流石にこの雨じゃ…頭痛薬なら持ってるよ！でも、氷枕も冷えピタはないけど…」
目黒「だからさ、代わりに別のお願いしてもいい？」
私「何？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩華 | 作成日時：2022年1月24日 10時
