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目黒said
のぼせちゃいけないから、シャワーだけにしとこ
あぁ、何やってんだろ俺
〇〇の作るカレー食べたかったな
いい匂いしてたし
寝たら治るっしょ
〜
はぁ、さっきはビックリした
寝ぼけてるとはいえ、熱があるとはいえ
ほっぺを触ると私のほうが熱あるんじゃないかってくらい熱かった
ガチャ
目黒「おかゆできた？」
私「うん。でき…ってえ！！ちょっと！」
目黒「ん？」
私「服着て！熱あるんでしょ！」
目黒「いつもの癖で」
そこには上半身裸のめめくんが突っ立っていた
私「髪の毛も、ちゃんと乾かして」
目黒「俺が食べてる間に後ろから乾かしてよ」
私「えぇ。自分でやりなよー」
目黒「俺、熱あるんだけど」
私「仕方ないな」
渋々、脱衣所からドライヤーを持ってきて乾かしてあげることに…
ぶいーん、
私「髪の毛、ツヤツヤだね」
目黒「そう？」
私「このシャンプーいい匂いだね」
目黒「〇〇も同じの使ったでしょ？」
私「そうだけど…よし、できたよ！」
目黒「ありがとう。明日は俺が〇〇の髪の毛を乾かしてあげる！」
私「いいよ。長いから時間かかるよ」
目黒「ドライヤー越しにする会話って、なんか普段言えないこと言えそうな気がしない？」
私「え、何言ってんの？」
目黒「別に隠し事してる訳とか、そー言うのじゃないけど」
私「…」
目黒「…」
私・目黒『あのさ…』
沈黙を破ろうとしたら被ってしまった
目黒「ごめん」
私「え？何が？別に怒ってないよ」
目黒「うん。俺、もう寝るね」
私「お大事に。ちゃんと肩まで布団被ってね」
目黒「お母さんみたいだな笑」
私「私もう少し起きとくね。宿題ちょっとだけでも進めとく。」
目黒「そっか。宿題しにきたんだ」
私「そだよ！」
目黒「おやすみ」
私「おやすみ」
めめくんはリビングを出ようとして立ち止まった
目黒「あ！言うの忘れてた」
私「ん？」
目黒「おかゆ、美味しかった」
私「それだけ？」
目黒「それだけ」
私「もっと大事なことかと思った」
目黒「俺にとっては大事なことなの。」
私「そっか。ありがとう」
目黒「〇〇も早く寝なよ」
私「うん。」
さてと、勉強モードに入りますか！
私はヘッドホンをつけて周りの音をシャットダウンし、ワークを広げた。
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作者名：彩華 | 作成日時：2022年1月24日 10時
