転校先でバスケ部を作った4【黒バス】

141 ページ21

.









.









母「Aー？忘れ物ないー？」


「大丈夫。」


父「パスポート持ったかー？」


「大丈夫。」


母「あっ、私が忘れてたわ！！」


「…早くしろっ！！」









.









今日から、オレは日本を離れます。









.









「…楽しかったなぁ。」









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿









『先生！！俺バスケ部結成します！！』









『…俺を信じてくれないか？』









『…さっ、情報収集開始しますか。』









『…すげぇな、お前。』









思い返せば、オレの中の思い出は数知れなく。









別れを告げるのは名残惜しい。









だから、オレは誰一人として何も言っていない。


まぁ、言ったとしても先生だけだな。









父「…おおーい！！Aー！行くぞー！！」









「…はいはい。」









これから、日本でオレの存在は消えていくと思う。









いつ帰れるかわからないし、









もし、帰ってきても、バスケをするかもわからない。









…でも、オレはこれまで出会ったやつらを忘れない…









…かも♡









「…また会える日まで。」









オレを、忘れてください。

142→←140

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す